いちばん光るもの
一等星を生むために
夜の闇に飲み込まれたのに
何処にも光が無くて
彼方に見える微かな明りに
僅かな希望を見出し
捕まえたいと手を伸ばせば
見えているより遠く
届かずに空を切るだけの指
心を占拠する思いは
星を生むなんて無謀なのか
誰の声も届かないと
閉ざしていたのは自分自身
星を生むための条件
それは心の中に眠っている
ぴかぴかを取り出し
もっとずっと輝かせること
諦めさえしなければ
その存在に気付けるはずだ
ぴかぴかの一等星は
いつでも君の中にあるから
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