第26話 ガス点検 23/11/16

先月の木曜日にガス点検の人が来たのだが、ここでもまた年齢詐欺が起こった。


この日の服装はジーパンに布マスク。


ドアを開けると、ガス会社の人が不思議そうに尋ねてきた。



「百道さんのお宅でお間違いないでしょうか?」


「はい」


「ええっと、奥様? ですかね?」


「いいえ、娘です」


「そうですよね!」



いかにも納得したという感じに頷かれながら言われた。


→これでも23歳だぞ!



「お家の中に入るのですが、大丈夫でしょうか?」


「はい、大丈夫です」



きっとこの人は、私のことを "ガス点検のために親に学校を休ませられた中学生くらいの娘" だと思っているのだろう。


→これでも社会人一年目だ!



一通り点検が終わり、パンフレット等の説明に入った。



「電力会社がどちらか分からないですよね?」


「はい」


「では、こちらのパンフレットは親御さんにお渡し下さい」


「はい」



社会人なのに自分の家がどこの電力会社なのか知らなくてスミマセン。


でも、説明の手間が省けてよかったねw



ガス点検の人が帰った後で接客についてのアンケートに答えたのだが、全部満点にしといた。



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