第24話 車

母はドライバーの仕事をしている。

ある日、母の同僚Yくんは母に自慢げに免許証を見せてきた。



「見てみて、ゴールドだよ。ゴールドだよ。」



どうやら人生で初めてゴールド免許を取得したらしい。

そしてYくんは言った。



「ゴールドの上って何かな?」



その時母は「プラチナじゃない?」と答えたらしい。






皆さんはゴールドの上ってなんだと思いますか?






ちなみに、母が妹にゴールド免許の上について話すとこう言われたらしい。



「ゴールドの上は返納だろ」



この妹の発言に母も兄も私も納得してしまった。




ちなみに私の家族は全員免許を持っているが、私だけは運転しない。


理由は色々ある。


事故ったら怖いから、とか。


車は金がかかるから、とか。

→父がガソリン代も保険も払っているから私が払うことは一切ないけど。


一番の理由は私が運転に向いてないからだ。



まず、私は運転の適性検査を受けた時の結果が酷かった。



安全運転度:D

→A、B、C、D、Eの5段階評価で、勿論Aが一番良い。


運転適性度:1

→一見良さげに見える人もいるかもしれないが、これは5、4、3、2、1の5段階評価で、5が一番いい。


総合評価:事故違反多発タイプ

→安全運転タイプ、もらい事故タイプ、重大事故タイプ、事故違反多発タイプの4種類。



ちなみに捕まってはいないが、違反したことはある。


まず、シートベルトをしていないことに気が付かなかった。


私の家の車はシートベルトをつけずに発進すると警告音が鳴る。

普通は。


だが、この時は運転しているのに鳴らなかった。



何故?



兄から聞いた話だが、走っていても警告音が鳴らない "例外" があるらしい。


それが、徐行をしている時。

時速10km以下だと鳴らない。


つまり、私は自転車より遅い速度で走っていたのだ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る