第17話 ネズミ 23/11/18

このページでは過去のネズミに関するエピソード二つを記録した。


ちょっとグロいエピソードもあるので閲覧注意。




一つ目は、数年前の話。


実家に一回だけネズミがでたことがある。



場所は一階の父と母の寝室。

当時はそこに米袋30kgが置いてあった。



「きぁぁあああ」



という母の悲鳴が聞こえて、何事かと思ったらネズミが網戸を食い破って侵入したらしい。


網戸には直径約3cmの穴があいていた。


母は逃げた。


ド田舎出身の父が穴をテープで塞ぎ、ネズミを捕まえようと躍起になった。


だが、ネズミは衣装箪笥の裏に逃げ、棒を突っ込んでも箪笥の裏をバタバタと暴れる音が聞こえるだけでなかなか出てこない。


一時間ほど格闘したが、結局捕まえられず諦めた。


その数分後、兄が父と母の寝室に入ると、網戸を噛んでいるネズミを発見。


驚いたネズミは食い破っている途中の穴から無理やり出ていったそうだ。



この日から米袋は玄関に置かれるようになった。





二つ目のエピソードは学生時代の授業の話。


生物の実験でネズミの解剖があった。


学生一人につき一つ、ネズミの死体が配られる。


それを腹側が上になるように木の板の上に置き、針で手足を大の字になるように止める。


そこからハサミかなにかでお腹を切り開き、内臓をスケッチするというもの。



今考えてみてもこの実験は嫌いだ。



まず、臭い。


内蔵を切り開くとネズミの糞の匂いが実験室に充満する。

ちなみに血の匂いはしなかった。というか、既に固まっていたのか血は流れなかった。



次に、怠い。


内蔵を破壊しないように一つ一つ丁寧に取り出さないといけない。そうじゃないと奥にある臓器が観察できないから。


内蔵同士が引っ付いて取り出しにくく、斜め前に座っていた人なんかは小腸が途中で引きちぎれていた。



そして、全くもって役に立たない。


正直ただの作業なので生命の重要性とか感じられないし。


内蔵のスケッチなんかしても絶対意味ないだろ。


その分のお金を別のことに回した方がいいと思う。


今でも時々この実験の意味を考えることがあるが、私がバカなのか未だよく分からない。






ネズミエピソードを書いている途中に、妹が高校のジャージを表裏逆に着ていることが発覚した。


→前後逆ではなく、表裏逆はなかなかないと思う。



さらに、妹のスリッパの裏が剥がれ始めていた。


母が「そろそろ新しいのを買わなきゃね」と言ったら、「このスリッパはこれからだよ」と言っていたので、まだ履くつもりらしい。



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