滋賀県東近江市に、是非!

与方藤士朗

世にも素晴らしい市長のいる市に、是非とも観光・移住を!

良識ある日本国民及び全世界の皆さん。


滋賀県東近江市は、日本、否、世界的にも素晴らしい、地方自治の鏡とも申してしかるべき、世にも素晴らしい市であります。

こんな素晴らしい地を、人生54年、私は、不覚にも知りえませんでした。

そのことに、大いに悔いを抱いておるところであります。

正直、サルでもできる反省をせずして何をするのかと、そういう思いで、一杯に御座います。


さて、東近江市のすばらしさ。

何と申しましても、聖徳太子ゆかりの地とのこと。

それだけでも、ホッカイドーだのアメリカ合衆国だの、近代になって突如脚光を浴びたような地域や国家などとは、歴史の格が、あまりに違いすぎます。

さらには、キンオウムケツゆるぎなきわが日本の、陸軍初の飛行場、八日市飛行場も設立された由緒ある土地に御座います。

加藤隼戦闘隊は、そもそも論として、この東近江の地なくして後世に歌い継がれることなどなかったことは、明白なのであります。


さて、聖徳太子ゆかりの地であるとか、陸軍航空隊の飛行場がどうとか、そういう大昔の話はもうよろしいでしょう。

何と申しても、皆さん、いつを生きておられますか?

今ですよ、今!

そうです!

その今の、この日本のきょーいくを憂いて、この東近江市の市長閣下は、フリースクールという団体のチョーリョーバッコする現状に、臆することなく、疑問を勇敢にも呈されました。 

三流官庁と揶揄されながらも、アメリカの植民地となじられ、中国の侵略を心配されるわが日本の根幹たる教育行政をただすべく、市長閣下は、信念を持って、立ち上がられたのであります。

市長閣下の御真意は、フリースクールを認めねばならぬほど、日本の公教育はなっておらんということなのであります。

人間は楽な方に行きがちで、フリースクールがそういう場所だというのは、これは市長閣下の真意がしっかり伝わっておらんだけの話でありまして、これは逆に、単に我慢して義務教育に子どもを生かせている親たちのことを普通と称しつつも、その危機感のなさに警告を発しているというのが、その真意なのであります。

しかしながら市長閣下は、そのような普通の人たちからの非難を恐れ、日々真剣にフリースクールを営んでおられるような強者ともいうべき方々を刃に乗せつつ、普通と呼ばれ、自らもそう思ってやまない、大多数の弱者どころか名もなき人たちの弾除けとして、そのような弁を述べられたというのが、その真意なのであります。


さて、ワレラノ東近江市長閣下は、文部科学省の無能ぶりを、フリースクールという存在の視点から、果敢にも指摘されました。

こんなことは、今時の政治家には、そうそうできることではありません。


32年前に、広島県は三原市の風の子学園という場所で、今でいう不登校、当時はそれこそ登校拒否と言われていましたが、そのような子らがコンテナに閉じ込められて圧死するという、世にも痛ましい事件が起きました。

あのような事件の起きる背景には、確かに、学校教育に問題点がありました。

当時なら許された不登校生に対する牧歌的なビバ学校教育的な見立ては、いまや、それを述べただけで社会の敵とみなされるほど、厳しい状況下になっておることは明白なのであります。

これは、社会が悪いのです。

文部科学省が悪いのです。

政治が悪いのです。

フリースクールがこうも多くできたのは、社会が悪いのです。

学校教育がこうも厳しく言われ、先生方が疲弊しているのも、社会が悪いのです。


そんな世知辛い御時世の中、われらの東近江市長閣下は、夢去りし街角の如きむなしさ溢れる教育行政の危機を救うべく、涙の誓いを交わしてか、この情勢に立上って命の炎を燃やしつつ若き挑戦者に挑む老チャンピオンの如し。

この金木犀香る10月の生ぬるき風に激励の喝!を入れしその弁、拝聴に能わざるわけもなし。

それもそのはず、まさに、21世紀のジャンヌダルクともいうべき、オルレアンもとい琵琶湖岸壁よりいずる厳父の如き日本の救世主、いえいえ、戦後日本の教育の荒廃を救い総決算の上、世界に冠たるわが日本国を救い、昇龍猛虎のごとく我が国を救う、空前絶後の人類のメシア、つまりすなわち、救世主なのであります。


こんな素晴らしき市長閣下のいる自治体に、悪いものなどあるはずないですよね。

どうですか、良識ある日本国民及び全世界の皆さん!

人間というのはですね、ええ、この偉大なる東近江市長閣下のおっしゃる通り、楽な方に流れるのものなのですよ。良い悪いの問題ではありませんぞ。


大検というきつい道を使って地元の高校制度を足蹴にして、普通と言われる名もなき地元の人たちの情緒論を、地上に落とす最後の審判よろしく一万ボルトを超える雷を何十回と叩き落して叩きのめし、その結果現役で国立大学に進んだ中国地方の国立大学出身のどぎつい御仁(ごじん)みたいにね、学校教育など叩き潰してでも自分の道を突き進むような方に喧嘩さえ売らねば、もう完ぺきだったのですよ。

その方に言わせれば、テキトーに高校受験をやり直すほうがはるかに楽だろうが、わしはおまえらとは違う、そんなことするかという話ですぜ。


そんなきつい人の真似なんかしなくても、いいではありませんか。

北は琵琶湖、南は山々に臨む、自然あふれる東近江市の地でしっかりした市政を運営しているクビチョーさんのおられる自治体の区域内に居住し、世にも素晴らしい義務教育を営まれている地で教育を受けて、地元の高校に進む。

人生において友達もできて地域とも仲良く、そのうちその地で仕事も得られて、職場、地域、そして学園という素晴らしい場所において生きていける。

そんな環境を与えてくださっているのが、この滋賀県東近江市であります。

地元が無理でも、電車で通えば京都や大阪くらいは、通勤圏内であります。

何も、夏暑く冬寒い天下の都や、ひたすら人だらけの天下の省都に高い家賃を払って住まなくても、高い金出して家やマンションなんか買わなくても、電車で通えばよろしいのであります。新快速電車が、あなたを大都会へ導いてくれます。

どうしてもとなれば、乗換も必要となりますが、米原まで電車で出れば、岐阜や名古屋も、通えないわけではありません。新幹線も、あるではありませんか。

そして週末は、自然に囲まれた東近江市で、心豊かな休日を送り、さらには子どもたちを学校に通わせ、老後は、その地で夫婦愛睦まじく人生を送れること請合いではありませんか。


みなさん!

東近江市は、皆さんのお子様に安易な道や、まして、とある西日本の大都会の作家さんのような喧嘩上等のきつい道などに行かせず、辛抱の木に花を咲かせるような導きをして下さる市長のいる、この世の楽園のような素晴らしい市です。

そんな方のいらっしゃる地の義務教育が、悪いことなどあるはずが、ありません。


どうか皆さん、地方移住を考えていらっしゃる方は是非、滋賀県東近江市をどうぞその選択肢に加えて見られては、おいかがでしょうか。

いえいえ、選択肢どころか、もう、ここ一択ではありませんか。

地方移住ならぜひ、滋賀県近江市、素晴らしい市長閣下のおられる滋賀県東近江市にぜひ、移住をご検討くださいませ。

移住が無理という方も是非、子のような素晴らしい市長閣下のいらっしゃる滋賀県東近江市に、観光に行かれてくださいませ。


ひこにゃんの彦根、鉄道の米原、忍者の町甲賀、いろいろ、近隣市町村には名物もございますが、聖徳太子も裸足で逃げ出すほどの素晴らしい市長閣下のいらっしゃる東近江市に、ぜひ、御足をお運びくださいませ。

そして、願わくば、東近江市長スタイルの教育行政が日本国、いえいえ、世界に広まれば、この地球はもっともっと、素晴らしい世界になるでしょう。


そのためにも、まずは皆さん、是非とも、東近江市について、共にネットで学ぼうではありませんか。

そして何より、東近江市長閣下の御意見、しっかりと、一字一句漏らさず、学んで血肉にしようではありませんか。


そして、東近江市の有権者の皆さん。

こんな世にも素晴らしい市長さんを選ばれるとは、センス、サイコーっすね!

もう、サイコー! サイコーっすよ~!


こんな偉大な市長さんに愛想を突かされぬよう、しっかりと市政を監視し、さらに現市長再選となりますよう、それがだめでも市長の御推薦なさる後継者を確実に出せるよう、どうぞしっかり、参政権を行使してくださると幸いです。


最後に、良識ある日本国民及び全世界の皆さん。

共に、万歳三唱をもって、熱きエールをお送りしようではありませんか。


現東近江市長閣下に、バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!


御唱和、ありがとうございました。

何より、最後までご視聴、ありがとうございました。


この駄文、全世界に発信してまいります。

どうぞ皆様、良き週末を。

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