2023/10/28(土曜日)

今回はほぼ愚痴回なので見たくない人はブラウザバックお願いします。


今日は三時過ぎから十分おきぐらいに、隣の家の子供の夜泣きで永遠と起こされるという地獄みたいなことが起きた。今日はというか最近多い。完全に寝不足だ。ミソフォニア(脳の病気)と聴覚過敏を持っているので、無理な音が聞こえてくると死にたくなる。大袈裟に聞こえるけど本気で死にたくなる。しかも耳がもともと弱いせいで、耳栓を付けて寝たりイヤホンから爆音で音楽を聴いたりできないので、気が狂いそうになりながら耳をふさぐことしか出来ない。そもそも大きな音で音楽なんて聴いたら完全に目が覚めるしね。今はもう五時前。全く寝れていないがもう起きようかとすら思う。最悪の気持ちで冷蔵庫に水を取りに行ったらもう色々どうでも良くなったので寝るのは諦めた。今日の予定も考えてたのに寝れてないと日中かなりしんどくなるからもう無理かな。

この騒音(子供の泣き声は騒音に該当しないらしいが)に対する異常なまでの敏感さと辛さというのは、本人にしか分からないということが今までの人生で嫌になるほど痛感してきてるので、誰にも相談できないし、相談したところで良くならないので相談する意味がない。理解も解決策も得られずに馬鹿にされるか、お前の我慢が足りないだけだと一方的に罵られるのは目に見えている。普通に生きるということが感覚過敏の酷さ故にできないのは本当に辛い。その辛さを想像もしないで馬鹿にしてくる人が一定数、というか私の周りにはかなりの数いたのがこの辛さに拍車をかけている。

これを読んでいる人に言うのもおかしいが、一度想像してみて欲しい。いつも聞こえている音が急に大きく聞こえて、脳内で今聞こえている全ての音がぐちゃぐちゃに一つになって反響するように聞こえてくることを。いつも見ている光が急に眩しく見えて、その眩しすぎる光のせいで頭が痛くなったり目眩がしたりすることを。普通は感じない極僅かな匂いを敏感に感じ取りすぎて、物凄い嫌悪感に襲われて気分が悪くなることを。普通は気にしないような服の繊維や肌の感触が異常に敏感になるせいで、着れない服や素材があって、服を着ているだけで大きなストレスになる時があることを。それに加え、ミソフォニアとかいう意味の分からない脳の病気の症状まで追加されるのでもう精神的に参るしかない。ミソフォニアっていうのは超簡単に説明するならば、トリガーとなる音が複数あって、その音が一度耳に入ると脳の感情を司る部分が異常に活発になって、制御出来ない怒りが込み上げてきたり、強い焦燥感から涙が止まらなくなったりする迷惑すぎる病気だ。他者に対する攻撃性が出る時もあるので、その時は自分を思いっきり殴りつけたりして無理やりその感情を抑える必要がある。聴覚過敏は周りの全ての音が大きく反響したように感じるのでしんどくなるのに対し、ミソフォニアはトリガーとなる音が聞こえてきた瞬間に脳が勝手に暴走して感情が一気にぐちゃぐちゃになる病気なので、個人的にはミソフォニアの症状の方が辛い。しかも、そのトリガーとなる音を早く遮りたいのに、湧いてくる感情が大きすぎて自分でも訳が分からなくなるから、体がフリーズしてしまうこともあって、咄嗟にヘッドフォンを取りに行ったりすることが出来ない時もある。その時は丸まって耳を塞いで感情が少しでも落ち着くのを待つしかない。

もう本当に生き辛い。このせいで学校生活もバイトも上手くいかないしいいことが何一つとしてない。

別に私は、周りの人間がうるさいせいで私だけが辛い思いをしていると言いたい訳ではない。実際、感覚過敏などない人からしたら周りの人が発している音というのはそこまで気にならないはずだし、定型発達の人ならば聞きたい音に集中すると自然と周りの音が気にならなくなるとかいう備え付けのノイズキャンセリングのような能力まで持ち合わせているらしい。もともとそんな素晴らしい能力を持って生まれてきた人はその能力があること自体気付かないことが多いらしいので、そんな能力ないよと言われることがあるが、ちゃんとその能力が働いているから日常生活を難なく送れているんだよと言いたくなる。

とにかく日中起きてるだけで疲れる。五感を全てシャットアウトしてリラックス出来るはずの睡眠まで上手くいかないと精神不安定になるのもおかしくないよな、と思う。普通の人間並にまで五感の働きを下げれたらどれ程楽なんだろうと想像する。なんかもう、とにかくしんどい。吐き気がしてきたのでややっぱりもう一度眠りたい。


悶々としているうちに気付けば寝ていた。まだ予定に間に合いそうだったので、前から行きたかった猫カフェに行くことにした。自転車を漕げば少し肌寒いぐらいの気温で、汗ばむことなく到着。カフェオレと猫ちゃんのおやつを頼んだ。それはもう猫ちゃんが沢山いて、キャットタワーの上の方で寝ていて、下から見るとおててしか見えてない子や、おやつを見た瞬間初対面でもグリグリ来る子、永遠と寝てる子や、おもちゃが大好きな子と個性溢れる猫ちゃんに癒されまくった。超絶ストレスフルな早朝の疲れはもはや消え去っていた。猫ちゃんのパワーは凄まじい。中でも、サビ猫ちゃんが一時間ぐらい一緒に遊んでくれて死ぬほど嬉しかった。こんなクソゴミ猿と遊んでくれる猫ちゃんは神だ。心ゆくまで癒されて、なんだかぼーっとしながらついでに古本屋に寄った。入口付近の雑誌コーナーに、二○一○年に発刊されたV系雑誌が置いてあって、中を見てみたらポスターが四枚も綺麗なまま残っていたので即購入した。


朝は最悪だったけど、午後にそれを上回るほどいい事があった。逆転できてよかった。

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