第16話 令嬢の父、転生後も腰痛と花粉症に悩む

 異世界転生・転移ものの定番として、転生後はたいてい若返って、健康状態なども改善されるのですが、どうにもちちは転生前の悪行三昧のためか、若返っただけでいろいろな持病はそのまま持ち越したようです。


「良いのです。


私が、他の転生者や転移者の悪くなりそうな所を、ぜーんぶ自身の身体で引き受けているのです。


という設定なのです。つまり厨二病も持ち越しです。」


真ん中だけなら、イイハナシだったのになー。ザンネンなちちでしゅ。


しかしこれもまた、将来のあたくしがあくやくれいじょうになる伏線なのでしゅ。


「いやいや、前世の持病や性癖の持ち越しがある者が、一人でもいれば、この世界であっても、読書もほどほどにしないと、視力が低下して肩こり腰痛に悩まされるようになるということが、理解できる。


 また、たとえば、猫獣人が年を取ると関節痛になりがち、とか、建材になるからといって、単一種の樹木を植林すれば花粉症の元になりかねない。というような、


 前世での知識や経験があったとしても、この世界には影響が無いのではないか、と無視したり、軽視してしまったりすることがすくなくなるぞ。


だからこの作品はローファンタジーだ。


まあ前世の記憶も咄嗟の刻の判断の遅れにもなりうるので、良し悪しだけれどもな。」


おじい様が良いことをおっしゃいました。


(最後のほうはメタはつげんっぽいけれどなー)

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