第14話 質量と運動量ってなんなのさ

 「ちちうえ、質量は基本、変わらなくて、運動量は、保存されましゅが。


 宇宙のダークマターってホントにあるのでしゅか。


 もしかして


相対的に運動してる実際の宇宙と、


完全に静止した宇宙を想定して比べたら。


原初の、熱々の宇宙と、化学法則が成立するくらい大きくなって冷えた宇宙とを比べたら。


相対的な「位置エネルギー」と「運動量」が増えて " 重く " なっていたりして。


宇宙全体の「重さ」は、変わるんじゃないでしゅか。


それから、まだ宇宙の中心には、宇宙創成もしくは何回目かのビッグバウンス直後

の、化学と物理の法則が通用しないエネルギーと質量の塊が残っているのでは?」


 「 " ダークマターなんてホントは無かったんだ " 説キター」


「ビーカーの中で攪拌子を回したら " 重さ " は変わるのか?


とか


自動洗濯機回したら " 重さ " は変わるのか?


精密にやってみたらどうでしゅか」


「「(喧々囂々・議論百出・百家争鳴)」」


こうなると、アタマから湯気、メガネを曇らせ、脱水症状になって湯気が焦げ臭くなるまで止むことを知らない人間加湿器な父と、


片や、電池切れで寝落ちするまでネバー・ストップ!な娘さんなのでした。


「おやつの時刻になったら、教えてあげますわ~」


((はたして ははうえがおしえてくれるのは おやつの時刻か おやつのメニューか それとも 宇宙の真実なのか))

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