散るもみじ
気があると思っていたのは
こうようした私のきのせいか
紅い木には苦の花が咲き
憂いに沈むこの身を裂く
割れた木の実からあふれたのは
悩みの種か重い涙か
在りし日の想いを内に
この木はゆっくりと枯れてゆく
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