冤罪でもう遅いになったけど、ほっとけない

激 辛

第1話

俺は痴漢の疑いを掛けられて、冤罪だと判明したが、

色んなことのカミングアウトや、虐めなど、地獄が沢山あって俺はもう今までの知り合いとは関わりたく無いと思っている。だからこの高校も卒業したら親にも関わりたく無いので、大学は諦める覚悟は決めている。


ーーー

だが、


「だって、私一人じゃ嫌なんだもん!!」


「・・・俺だって、一人だったよ。今も」


ボッチだった幼馴染。


幼馴染はみんなから余りにもその明るさ故にめんどくさがられることが多くて友達も居ない。


「今はもう、冤罪だって判明したし、本当にあの時はごめん。だから一人にしないでよ。お願いだよ」


そんな友達がいない幼馴染だか、基本的に一人が大嫌いで俺と基本一緒だった。


冤罪になって俺を責めて嫌いだと言っている時もボッチで常に寂しそうで、色んな人に必死に仲良くしようとして居た。たまにやばい男子に引っかかりそうだったが、そこはしっかり踏みとどまる力はあるようだ。


「俺もそうやって、土下座したよ。信じてくれって。」


ショックだった。


ずっと、ずっと一緒にいた幼馴染が俺を信じてくれなかった事。


大嫌いな一人を選ぶくらい、俺に軽蔑をしたことを、


土下座もした。何度何度も信じてくれって言った。


でも、ダメだった。


それ所かクラスで一緒に虐めて来て、


「お願いだよ。優くんは知ってるでしょ。私一人だと体が震えて来て」


春の言っていることは本当だ。


実際、何度か目にして居たことがある。


「もう、離さない、離さないから・・・疑わないからお願い」


必死だ。


つか、疑わないって仮に万が一仮に、仲直りしても疑わないとかそりゃそれで駄目だろう。


「私、優くんが居ないと無理だったの。」

依存するような、縋るような顔。最近よく見る顔だった。


俺が以外の人によくやって居た。


「・・・そうじゃないだろう。友達だったら誰でもよかったんだろう」


「・・・そんなことは」


「自分で言ってたじゃん。優くん、なんて私を一人にしない為だったって。」


「クラスの子に合わせる為に言っただけで本心じゃない」


「合わせたって、一人じゃん」


「・・・っそうだけど、あと、私なりに」


「私なりに?」


「私なりに、覚悟だったんだよ。優くんと決別しないとって」


「それは信じたらそう考える必要もなかっただろう」


「・・・っ、」


「もういいか、この話は終わらないし俺は帰りたい」


春は顔を隠しさらに溢れ出てくる涙を隠すように手で抑える。


「嫌だよ。優くん。一人にしないで」


「どうせ、また明日学校で会うんだ。とりあえず今はいいだろう」


「待ってよ、優くん」


俺は走って逃げる。


ーーー

11月8日水曜日に公開予定です。よろしければご覧ください。

天才ゲーマー妹と自称普通のお姉ちゃん

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