第6話…その時

望月もちづきさん?俺です。風見かざみです。驚かせてすみません。」


「あっ……風見さんだったんですか…

あの……いつからそこに?」


「自分の部署に忘れ物をとりにきたら叫ぶ声が聞こえたので気になって…」


「じゃ…聞こえましたよね?」


「はい…ストレスたまりますよね。

俺もあの女と部長には望月もちづきさんと同じようなことをやられましたので…。」


「そうなんですか………えっ?風見さんって付き合ったことないんですか?」


「はい。女友達ならいるんですけど

ね。俺も相手もお互いに異性とは思ってなくて。」


風見かざみさんイケメンなのに

ビックリしました。」

「さっき…モップかけようとした時にたまには楽なのやって下さい。と言ってくれましたが部署も階も違うのに

いつもモップかけてるのなんで分かったんですか?」


「俺の部署の階にある掃除機で

いつもモップを綺麗にしてから

片付けてるから…モップはレンタルなのにと思って…」


「レンタルでも汚れてたら綺麗に掃除できないから。」


「確かにそうですよね。そんなところも、また……あっ!なんでもないです。」「もう帰りますよね?」


「私…レンタカーなので…よかったら

乗っていきますか?」


「嬉しいんですけど…俺も車なんです。又の機会にしましょう。」


「はい。それでは駐車場まで一緒にいきましょう。」


駐車場まで一緒に歩いた。

歩いたといってもほんの1分


「それでは望月もちづきさんおつかれさまでした。おやすみなさい。気をつけて。」


「今日は本当にありがとうございました。おつかれさまでした。おやすみなさい。風見かざみさんもお気をつけて。」


それぞれ車に乗りこんで

風見かざみさんが、先に駐車場を後にした。

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