#8 使い魔として飼ってた猫が喋るようになってやってくる

神様は言った「寂しいですか?」

寂しいのかと言われると

自分は思うに病院に入院するずっと前から寂しかった。

「私では話しづらい事もあるでしょう」

「あなたの飼っていためろんと言う猫をあなたと過ごした記憶と人の言葉が喋れるように使い魔としてあなたに用意します」

「生きてた時ずっと子猫の頃から一緒に寝てたペットですものね。お互い合う所もあるでしょう」

「トイレの世話などは必要ありません。ただ食事は与えてください。食べる事は良い事をすること。これからの日々の中で会話も弾みましょう」

自分の食事はホテルのブザーがなり机の上に並べてある。ただ・・・小さい頃のからの家族の食事も頼めるそうだが食べると先に亡くなった自分が申し訳ない気持ちもあり、そういう気持ちを引きずるのでホテルの食事を頼んでいる。基本的にホテルの食事は勤労中の外食のようになんとなくその時欲しくなったものが出てくる。ただ意外なのは朝食だった・・・。ホテルバイキングの内容が自分の分量の分も出てくるのだがこれがとても美味しい。神様曰く旅行の行く機会が少なかったにあなたにと五つ星レストランのモーニングらしいと気をきかせてくれたそうだ。


めろんにまた会えるのか・・・

緊張する

ブザーがなったドアを開くと成人になった頃のめろんが部屋に入ってきた。

自分はその姿を見ると思わず泣いてしまった。

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