浮き輪

 あれは、私がまだ小学校にもあがっていない頃。私は叔父おじに連れられてプールに行きました。


 そこには、足が届かないくらいの深いプールがありました。当時、泳げなかった私は、浮き輪をつけて、そのプールで、平和にぷかぷかと浮かんでいたのです。


 しかし、なぜかその時、私は浮き輪が邪魔だと思い、外して投げ捨ててしまいました。当然、泳げない私は沈んでいきます。


 叔父に助けられて事なきを得ましたが、恐ろしい体験でした。


 浮き輪ダイジ、絶対!

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