第14話 昭和の野球② 職業野球 パ・リーグ

 昭和の昔、プロ野球は「職業野球」と言われたこともあったのさ。


 しかし昭和のパ・リーグの不人気ぶりは酷かったね。

 ひと試合の観客動員が五千人に満たないのが当たり前だった。


 そのため球団が維持出来ないパターンが多かった。


 球団オーナーだった映画会社だけでも、松竹、大映、東映と三社。


 鉄道会社は、西鉄、東急、南海、阪急、近鉄。

 ただしセ・リーグにも国鉄ってのがあったな。


 ロッテは、本拠地だった東京球場がたった十年で潰れ、さまよう球団になり、大洋ホエールズが横浜に移って空いた川崎球場にようやく辿りついた昭和時代だった。


 日ハムは巨人が遠征に出てるあいだにヒッソリ後楽園球場で試合していた昭和時代だった。


 ロッテにいた安木投手の変な投球フォームや近鉄にいた柳田投手の真・トルネード投法が忘れられないぜ。

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