第六天魔王じゃなくて回 背景説明(ガチ)

 じっさい、ジジイババアにしかわからんような元ネタ多いので、なんだろな?って思ったときに参照してくれたら嬉しい。


ポケベル:

 スマホの前によく使われた携帯情報端末はスマホの通話機能がメインでネットとかはあんまり使えない携帯電話(ケータイ)だが、さらにその前には電話の着呼ベルだけのポケットベル(ポケベル)というのが広く使われていた。ポケベルが鳴ると近くの公衆電話から折り返すというのが本来の使い方だが、発呼番号を表示する液晶画面があったので、そこでショートメッセージを送るという使い方もあった。

また、それとは別に自動車電話という携帯網のようなものもあるにはあったがとんでもない使用料なのでセレブ専用だった。


空の貴婦人:

 かつて飛行機が特別な交通手段だった頃は工業製品であるにも関わらず愛称がつけられた。空の貴婦人とは、ダグラスDC8のことを指す。ボーイング707やデ・ハビランドコメットと競合した。最初期のジェット旅客機。現在主流であるファンジェットではなくて剥き出しのターボジェットで爆音を上げて飛ぶ。


ハイジャック機内でのアンケート:

 流石にその年代の人間ではないので伝聞だが、当時の当事者にとても近い筋の有名人から聞いた話。本当に行われていたらしい。


極左冒険主義者:

 基本的に古典的穏健派左翼が新左翼に対して悪口というか罵詈雑言として言う言葉。嬉々として人のことをそう呼ばないように。



点火手順開始Ignition sequence start.

  シンセのシーケンサを走らせる時のお約束文言として、テクノやレイブ系のMCがよく言うフレーズだが、もともとは、ロケット打ち上げの時にカウントダウン3付近での、ロケットモーター始動時の指差し確認の言葉。ここを過ぎると切り戻しは不可能。

 「点火手順」が主語で「開始」が述語なので事実の確認であり、点火手順を開始せよという命令形ならばstart ignition sequenceとなる筈。



コンコルド:

  (歴史的に犬猿の仲である二カ国)英仏の共同作業コンコルドで作り上げた、超音速ジェット旅客機。いまは老人となっているかつての子供たちみんなの憧れだった。最高速度は音速の2倍。なお、西暦2023年現在の旅客機は音速の1倍付近で飛んでいる。燃費がどうのこうのとか高バイパス比のファンジェットだとファンの外周付近が音速超えてだとかいろいろ理由が説明されるが、要は世の中が全面的に渋ちんになったってことだ。

なお、空の貴婦人などの第一世代ジェット旅客機も音速の1倍付近で飛んでいた。50年以上経った今も相変わらず旅客機は音速付近で運行されている。コンコルドは夢だったんだよ。はじめから存在しなかったものとして忘れろ!



木彫りの熊:

 どこにでもあったよね。どこで作られてるのか知らんけどふと見るとよく置かれてた。今はあまり見ないが、かつては店に置かれてるオブジェと言ったら仙台四郎か招き猫か木彫りの熊だった。いや、仙台四郎もあれどこで作ってるんだ?



草加八幡次郎ボロ家@リア充爆発しろ:

 八幡太郎義家に因んで付けた名前のつもりだが、ピリッと辛口の味を出そうと連続爆弾魔草加次郎を振りかけたつもりだったが、草加次郎の要素が勝ってしまった。

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