1日目
目を覚ます
「何処だここ……」
白く、何も無い部屋の床で寝ていた。
「俺は一体何を……」
何をしていたか思い出そうとするが、
分からない……覚えていない
なんなら、名前すら覚えていない……
「俺は誰なんだ……」
分からず困惑していると
『こまっているのかい?』
脳内に直接語りかけてくる
男とも女とも捉えられる声だ
「誰だ。お前」
『名なんて、必要かい?』
『それより、僕の質問に答えてくれないかい?』
「……困っていると思う」
『思う?なぜ困っていると断言しないのだい?』
「ここが何処で俺が誰であんたが誰だかわかんないし、ここが安全だともわかんない」
「だが、俺が自分の意思でここに来ていたのなら困ってはないからだ」
『ふーん、そうかい』
そういうと声が聞こえなくなった
「なんなんだ今の……」
辺りを見渡す
「明日覚えてるとも限らんからな……」
木片が落ちている
「これ使うか……」
壁を削り文字を書く
1日目
謎の人物は脳内に直接語りかけられる
「これでいいか……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます