1日目

目を覚ます

「何処だここ……」

白く、何も無い部屋の床で寝ていた。

「俺は一体何を……」

何をしていたか思い出そうとするが、

分からない……覚えていない

なんなら、名前すら覚えていない……

「俺は誰なんだ……」

分からず困惑していると

『こまっているのかい?』

脳内に直接語りかけてくる

男とも女とも捉えられる声だ

「誰だ。お前」

『名なんて、必要かい?』

『それより、僕の質問に答えてくれないかい?』

「……困っていると思う」

『思う?なぜ困っていると断言しないのだい?』

「ここが何処で俺が誰であんたが誰だかわかんないし、ここが安全だともわかんない」

「だが、俺が自分の意思でここに来ていたのなら困ってはないからだ」

『ふーん、そうかい』

そういうと声が聞こえなくなった

「なんなんだ今の……」

辺りを見渡す

「明日覚えてるとも限らんからな……」

木片が落ちている

「これ使うか……」

壁を削り文字を書く

1日目

謎の人物は脳内に直接語りかけられる


「これでいいか……」

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