第23話 【9月23日】
祝日。仕事も休みで、元来出不精のボクは一日の大半を家で過ごすことになる。ダイエットにはもともと不向きな性格なのかも知れないと思いつつ、どうすることもできないことに時間と労力は使わない。第一、腹が減る。
漫画家から借りてきた本を少し読んでみる。一応プロの目に適った漫画ならある程度の満足はさせてくれるだろうと期待したが、それも空しく、あまりに淡々としたストーリーに「これじゃわざわざ漫画で読むことないよ」と部屋で誰にでもなく文句を吐く。
不意にもう一人の友達のことが気になる。癌のことなんてボクは何一つ知らない。知る必要もないと思ってきた。それが突然自分の近しい者がそれに蝕まれている。漫画のページを閉じ、Тシャツの裾をめくって自分の腹を見た。「一体どうなってるんだ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます