第12話 うさぎ🐇と🐛
【みさ、気が利かなくてごめんね】
【何が?🐇可愛いね〜】
恥ずかしいけど、伝えないとね。
【その…水着、凄く似合ってる。パーカーとかは寒くないかな?とか思ってさ】
【それをわざわざ言いに来てくれたの?】
【うん】
【はるとって、優しいんだね。パーカーだって寒いからと思ってくれたんでしょ?だからさ、凄く心配になるんだよ。この先、るいさんやユキさんと働くってことは、その優しさに気がついてさ、その…例えばユキさんがはるとを好きになるとか】
【無い無い!弟だからさ】
【でも母性本能が】
【無いって!大丈夫。それにこうやって、みさを連れてここに来ていることも解ってると思うよ】
【それならね、良いんだけどさ。不安だな〜】
【じゃ、こうする?】
みさを後ろからギューと。パーカーの匂いと海の匂いとでとても心地良いな。
【はると、見てるって!みんないるって!】
【恥ずかしい?】
【そりゃそうだよ!とにかく離れて!】
【解ったよ、みさが嫌なら離れるよ】
【嬉しいけどさ、恥ずかしさが勝って、ごめん】
まぁ、解ってもらえたらいいや。
【みさ、さっきから🐇〜離れないけど好きなの?】
【だってほら、こんなに可愛いじゃん。何か下向いて食べ始めたら、こんど正面向いてモグモグ】
確かに可愛いね。噛まれると震えるほど痛いって言うけど、遠めから見る分にはね、可愛い!
【おーい、はると、るいさんから連絡!夕飯の買い出しに誰か付き合ってだってさ!】
りな、行ってくれればいいのにな。
【りな、行けないかな?】
【駄目!撮影あるし、レイジさんに案内してもらってるから、レイジさんも駄目】
んだよ!、それ!
【はると、私が行こうか?】
【みさ、うさぎ🐇🐇見ていたいでしょ?】
【どの道、はるとが帰ると私も帰ることになるよ】
マリンジェット足りなくなるもんね。
【じゃ、俺達帰ろうか?明日もここにいるからさ】
【何で、仕事は?】
何で、そういうこと言ってないんだよ、りな。さては、勝手に決めてるな。秘書のみさには言っておけよ~
【りなが明日も撮影だとさ。明らかに目的違ってると思うけど】
【りな、レイジさんのこと気に入ってるんじゃない?雰囲気いいよ、あの二人】
確かにね。レイジ、かなりのイケメンだもんな。
りなも、同じくらいのレベルだから、似合うね。
【写真撮ってやろうか?あの二人】
【いいねー、帰りついでに撮ろう!】
とりあえずマリンジェットに乗って、カシャカシャ!
【りな、レイジ、さき帰ってるよ。暗くなる前に戻りなよ】
【了解っす!】
そう言えば、レイジ、何でマリンジェットを?船舶免許持ってるのか?無ければ来れないもんな。
………………………喫茶店………………………
みさ、唇真っ青だ。
【さ、寒い…】🥶
【みさ、早くシャワー入りな】
【う、うん…寒い…】
パーカーあって良かったな。
【はると、夕飯の買い出しって、】
【あっ、俺が行きます。荷物持ちでしょ?任せてよ。今夜も泊まる、いや、宿泊お願いします】
【聞いてるよ、りなから。構わないけどさ、ユキの部屋のドア鍵かけてよ。鍵かけたらあとは二人にお任せ😏】
何だよ。その顔。変な想像すんなっての!
【じゃ、ユキ、買い出しお願い🙏】
ユキさん、料理の仕込み中では?いいのかな?
【はーい、はるとくんごめんね。助かるよ。あれ、みさちゃんは?】
【シャワーです。呼んできます】
【急がなくていいからね】
…………………シャワールーム……………………
【みさ、そろそろ行ける?】
【うん、暖かい!マジ寒かった】
それはそうだよな…もう夏じゃないし、温度差が大きいからね。
【お任せ…はると、着替えるから出てって!】
【あっ、ごめん】
……………………キッチン………………………
【ユキさん、みさ、もうすぐ来るよ】
【解った。じゃ三人で行けるね。あれ?ギャ!なにこれ、取って取って、ギャー!!!】
🐛だね。そんな大袈裟な。
【はるとくん、取って取って取って!!早く!!】
【解った。そんなに暴れたら、取れないって】
【ギャー!!!早く取ってよ、早く早く早く!!!】
【だから、そんなに暴れない、って、ウワッ!痛っ】
※ガターん、ゴロゴロ※
ユキさん、大暴れ!!俺に乗っかって………🐛は取れたけどさ。
【はるとくん、ごめん、大丈夫?】
【イタタタ…何とか…ユキさん軽く見えたけど意外と、ボリューミーなんだね】
【なに、それ?傷つく〜】
【冗談だよ、スタイル良くて出るとこ出てて】
【そんな目で見てたの?はるとくんは!】
………そんな目で…確かにそうです………
るいさんが冷めーた目👀で、しらっと、
【どうでもいいけどさ、ユキ、はるとから離れたら?みさちゃん来るよ】
【あっ、ごめん。はるとくん痛かった?ごめん】
【大丈夫です】
みさが戻ってきて、
【何か凄い音したけど、どうしたの?】
【何でもないよ、さぁ、買い出し行こうか】
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