第6話 落ち葉
こじらせて こじらせて
ガラス越しに眺めるだけの
片想い
友達? 単なるクラスメイト?
そんな簡単な距離すら 計れず
うっすらひび割れた
こころの隙間を
落ち葉が埋めていくよ
きっと土に還って
芽吹く日が来るよと
ハッとして見つめた
虚空を
赤とんぼが横切る
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