De:story
タムラ ユウイチロウ
prologue
***《天使》たちの場合 **
真っ白な空間。中心に光の束が螺旋状に回って、それを囲うように様々な姿の《天使》たちが佇んでいる。人間の姿をしているモノ。クジラのように巨大なモノ。牛の頭にケンタウロスのような半身を持つモノ。蛇のような長い体をとぐろに巻いているモノ。彼らは一様に白い体を持っている。
『セレスト・ブルーの攻勢が続いている。なにか対策を講じなければならなイ』
『今はこのままでいい。いずれヤツらは思い知ることになる。本当の《怪化》の意味を。それまでの辛抱だ』
『アラーん、それじゃ私の出番はまだってワケ?』
『そうだ、機を待て』
プツリと彼らは消える。残ったのは白い空間だけ。
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