神様に『スキル作成』スキルをもらったので、縛りプレイで異世界でやりたいように生きる。
糸愛
1話 運良すぎないか?
「ん?どこだ、ここは?」
俺は何もない真っ白なところにいた
「何の夢だ?ん?...夢じゃないな」
周りを見渡しながらここは夢の中ではないと分かった理由としては、入ってくる感覚の情報が夢にしては多かったからだ。
「覚えているのは、いつもと変わらず寝たこと、六月二十日、名前は悛妥 佳糸、さすがに憶えているか」
そう一人でぶつぶつ言っていると
「ほう、ここが夢ではないとわかるか」
いかにも神だという感じの声の男が現れた。でっか、顔だけで五十センチぐらいもあるじゃん
「えっと…こんにちは、悛妥佳糸です。あ、あのあなたは誰ですか?」
少し声が震えたが聞いてみる
「ふふっ、ちゃんと挨拶をして名を名乗った、すまぬそのようにちゃんと返されたことがなくてな」
少し笑っただけなのに謝った…。ちゃんとした人、いや神、なのかな?
「名を名乗られたから名を名乗らなければな、と言っても私に名はないのだお前たち人間が神だと言って
る者だお前たち人間が思っていることは大体何でも出来る」
分かっていたけど考え直すとすごいな…
「あの神様に質問があるんですけどいいですか」
「そうだな、ここに呼んだのは私だしいくつか答えよう」
そう言ってもらったので
「えっと、なんで俺はここに来たんですか?」
「あぁ、何も言っていなかったな、お前をここに来させたのは「スキル」というものを渡すためだ、なぜお前かと言うと、条件を絞って 一千万人ぐらいからランダムに出しただけだ」
「スキル?」
スキルとはどんなスキルだろうか、てかランダムか、めちゃめちゃ俺って運良いな
「そうだ「スキル作成」と言うスキルを地球の誰か一人に渡してみようとなってな」
「って事はほかにも神様がいるってことですか?」
「ん?とそうだぞ」
ん?「スキル作成」スキル?
「え、そのスキルってチートスキルじゃないですか!」
「そうだな、もともと神もこのスキル一をつだけ持って生まれてくるしな、チートといえばチートだな、代償は特に何も無いし...」
俺の無双確定!...呼ばれてよかった...あ、だけど...
「そのスキルでしたらダメなことってあります?」
「特にないぞ」
よっしゃ確定~!
「だが、しなければならないことが一つあってな」
え、なんか面倒くさそうな予感...
「それは「世界を平和にする」というものでな、私達もやっているのだがいつまでたってもずっとできなくてな、どこかが戦争になってたり馬鹿な政治家が馬鹿なことをしてデモが起きてたり...別にお前はそこまでまじめに考えなくていい、多分このスキルを渡しても今まで通り普通に暮らせるだろう」
俺は一つ思ったことがあったので言ってみる
「「世界平和」っていうスキルを作ればいいのでは?」
俺がそういうと「あ、...」と神は言って深くため息をついた
「なぜ思いつかなかったんだろう二千五百近くの苦労が...」
神はそう言って何もないところからソファーを出して座った
「感謝する佳糸よ、そろそろか、」
そう言ってソファーから立ち上がって俺に手をかかげた
「ではもう少し話して居たいが、「スキル作成」スキルを与える」
すると神様の手が光って俺の意識が落ちかけた、俺は意識が完全に落ちる前に、
「ありがとう」
そう一言言って意識が落ちた
神は意識が落ちた瞬間に佳糸の体を消しもう一度ため息をついてから言った
「疲れたな、しかし早くこの事をほかのやつに言わなければ」
そう言って神がこの空間から消えた、そしてソファーだけ残されたこの空間もすぐに消えた...
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