イチゴ🍓大福❗️❗️…物書きのマドンナになる

…物書きの母方の田舎…


山の主様…都会から来た男性に会えますように

一人の娘が祖母の家の裏山の祠に

願掛けをしている

彼女は都会に出たがっている


フニャフニャン…

困ったな…娘っ子の言っているのは

物書きの事かなぁ…


ゴン様、大福に会いたいですねぇ…


フニャ?

木霊…何を言っている?


そうじゃ…木霊一号、しばらくは来ないぞ


木霊三号、娘っ子の願いを叶える為に

大福に…その…


なんだ? 木霊一号


久しぶりにやるしか…フニャ

ゴンは大きく息を吸うと

フーと物書きの家の方角に

息を吐き出す


シュワ…シュワ…フワン

と金色の光が

夜空に流れて行った



…物書きの家の近くの川…


物書きは川辺に佇んだ娘さんに


あの…こんな夜更けに、危ないですよ

と声をかけた


娘は物書きの姿を見ると

スッと煙をまくように消えた


えっ? 

物書きはあたりを見回す


ミャ…ミャウ…

川辺のあたりから猫の声がした


鳴き声のする方に足を向ける

イチゴ🍓大福❗️

慌てて駆け寄り

彼女を抱きかかえた



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