第5話下積み時代

大抵のクリエイティブの世界で活動する者は、下積み時代がある。

僕はクリエイターではない。

底辺のカクヨム作家だが、色んなジャンルの連載を持ち、更新して満足いくPVがある。

僕は今は安定した収入があるが、それまではキツかった。

タバコはおろか、ご飯も食べられない時代もあった。

もやしを買ってきて、塩コショウで炒めたモノ。

こればっかり。

金があると、30円の焼そばを買ってそれと合わせる。

だから、その頃は毎日お腹が空いていた。


生活が楽になったからって、胡座をかいてはいけない。病気で働けない時がいつかはくるのだから、貯金しなくては。

今月は僕の遊び代は1万円。これで、パチンコ打ったり、居酒屋代にしているが、この

前パチンコで勝ったから、遊び代が増えた。

この遊び代を作れる日が来るとは思いもしなかった。

僕の下積み時代は25年。

19歳から今年の夏まで続いた。ようやくプラス転向したのは今年になってから。

母親の面倒を見ていたので、なかなかプラスにはならなかった。

お金を貸したが、年金と給料のどちらももらってるクセに返してもらえなかった。

はぁ〜。

でも、プラス生活なので問題無く過ごせる。

下積み時代は大事だ。

ドン底を知っているから、少しの幸せでも大喜びするのだ。

もっと、良い生活を送りたいなら、転職だが今の給料でもやっていけるので、無理に転職はしたくない。

でも、近い将来、転職しなくてはいけない。

今もまだ、下積み時代と言っていいだろう。

明日は、病院から帰ってきたら、仕事の検索しようと思う。

苦しい時期は乗り越えたが、下積み時代は続く。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る