第19話
いつもの朝、だと思ったら今日は違かった。
そう、遂に電気、水道、ガスと言ったライフラインが止まってしまったのだ。
私は遂にこの日が来てしまったのかと思いながら、この後どうするのかを考える。
水に関しては属性変換・水でどうとでもなる。
電気に関しては最早どうしようもないだろう。
もし属性変換・雷を獲得したとしてもだ、電化製品を動かす為に張り付いて発電をするわけには行かないからだ。
そして、よしんば属性変換・雷でテレビを点けたとしても、ライフラインが途絶えているのは他の場所も同様。
つまりテレビを点けたとしても意味がないと判断をした。
冷蔵庫にしてもそうだ。
張り付いて発電機代わりをし続けるつもりはない。
ただ電子レンジは使いたいので属性変換・雷は欲しいところだ。
後はガスだが、これは属性変換・火を憶えれば良いだろう。
そうすればお湯などを用意することが出来る様になるので、お風呂に入らない日々を送らなくても済むだろう。
と言うわけで、方針は決まった。
今日の狩りで手入手したSPは属性変換・雷と属性変換・火を入手することに使用する。
そして私は朝のルーティンを熟す。
食事に関しては缶詰のみで我慢をする。
では、午前の狩りの時間だ。
本日午前の狩りの成果はゴブリンが百六十七匹とコボルトが百六十四匹だった。
ステータス
伊勢開成
レベル290
SP3
スキル
身体操作7
徒手空拳7
身体能力強化7
状態異常耐性7
自然治癒力強化6
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水6
属性変換・火4
属性変換・雷3
索敵6
知覚6
隠密6
存在希薄化6
経験値57/290
自宅へと戻り属性変換・火と属性変換・雷を憶えた。
早速だがレンジを使用して昼食を用意してみることにする。
レンジのコンセントを持ち慎重に属性変換・雷で生み出した電気を流していく。
そうすると、電子レンジの電源が入った。
私はそれを確認するとレトルトカレーを電子レンジの中に入れた。
そうすると電力が足りないのか、上手く加熱がされなかった。
その為私は送り込む電力を少しづつ増やしていく。
電子レンジの作動が良い感じの処まで電力を上げるとその状態をキープした。
数分後レトルトカレーは暖まった。
私は同じ要領でレトルトご飯も温め、カレーライスを昼食として食べたのだった。
レンジが壊れないように電力を調整し維持するのに気を使うが、これで食べるものには困ることはないだろう。食糧が尽きつまでだが…
さた、昼食も食べたことだし午後の狩りに出掛けましょうか。
本当ドンドンと人間辞めていってるな私。
午後の狩りの成果は、ゴブリン百六十六匹とコボルト百六十九匹だった。
ステータス
伊勢開成
レベル307
SP0
スキル
身体操作7
徒手空拳7
身体能力強化7
状態異常耐性7
自然治癒力強化6
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水6
属性変換・火6
属性変換・雷5
索敵6
知覚6
隠密6
存在希薄化6
経験値15/307
夕食を食べお風呂を属性変換・水と属性変換・火で用意して入りSPを振り分けた。
属性変換・火を六、属性変換・雷を五に迄強化した。
二〇二〇年一月一五日二四時、今夜も黒い渦が発生しゴブリンとコボルトがそこから発生した。
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