第五十八話 独身
久しぶりにミナくんが家にいない。
両親の新居にお泊り。
こんなときに限って知り合い片っ端から予定あるって。
しかも雨でお出かけも憂鬱。
寂しい。独身時代に戻りたくない。
でもミナくん帰ってきて一方的なおしゃべりに付き合ってるときはちょっとやっぱり独身のときが良いかもと思ってしまうのは内緒。
※※※
「ねぇ、聞いてる?」
「聞いてるわよ」
ミナくんが私の胸元に手を当てた。
ピロートークはべつになんでもいいもんだけどもさっきからずっとミナくんのターンで少し眠くなっちゃってた。
独身ねぇ。まぁうちらも法的には独身だけどさぁ。(そんなこというと虚しくなるからあれだけど)
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