第7話10月15日

よく顔を洗って出直してこいとは、プロポーズした彼女の父親から投げかけられる定番中の定番だが、今日は世界手洗いデー、コロナの時代当たり前なことだが、感染症予防の観点からも手洗いは重要。子供ころ友達に足が臭いと散々罵られた思い出がある、今ほどスキンケアやデオドラントのない時代、足を洗って出直してきたとよく言ったものだ、汗かきだった私今なら皮膚科で汗を押さえるクリームを処方してもらえるいい時代。青春時代は体臭との戦い。一般大衆であった我が家は夏は行水、風呂なんかねえよ、とばかりにタライに張った水で汗を流した、芋を洗うとは兄弟3人一緒に、入ったタライを父親か回す元祖タライまわしである。キャッキャッキャッと叫んだ懐かしい。3日に一度銭湯で垢まみれの戦闘服を牛乳石けんを付けて擦ったこすった、50年以上前の事、そして10才で手を染めたタバコ、ピース二箱で50円だった、何か気分だけ大人な気分、タバコ臭い体操服は鬼が居ぬ間に洗濯だ、その鬼が若くして世を去るとは想像もしていなかった、手遅れ手遅れ金をいくら積んでも帰ってこない母、とにかく笑えれば最後にわらえれば今日1日の終わりにハッハッと笑えれば、乗り越えるのに2年以上かかった、私のお墓の前で泣かないでください、そこに私はいません、眠ってなんかいません。永眠、睡眠不足は相変わらず続いていた。20才からパーキンソンてたおれる35年間

父親の糖尿病治療のインスリン注射による低血糖が私を呪い続けた。手遅れだ、私の難病と引き換えに、院長が父親を老人ホームでないのに最後まで引き受けてくれた、その病院に誤嚥性肺炎で19日入院した、なんか変な気分、ヘブンToo much heaven.Nobody gets too much heaven no more Its much harder to come by I'm wating in line.

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