<呟き24>崩壊
指の先から
零れる涙から
崩壊していく
崩壊していく
掠れた歌声から
止まったラジカセから
崩壊していく
崩壊していく
結局その道に正解は無い
然し諦めきれなかった
ただそれだけだった
それだけだった
苦難の道から
崩壊していく
今更何を願ったって
神様が出てきてくれるなら
どうか人生の攻略本を渡して
後悔する思い出から
消去されていく
虚空に何も存在しないように
消去すれば積もらないように
きっとそうやって信じたかった
それだけだって
分からないほど馬鹿じゃない
でも無理だった
それだけだったんだって
崩すのはこんなに容易いのに
作り直すのは難しいって
最初から全て教えてくれよ
あんなに強く願ったのに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます