第17話
赤く染まった熊は四足走行になり、移動力が上がった。
ヒジリ「ギリギリ避けられるけど、攻撃ができない!」
ユズ「攻撃ができないと!ダメージが与えられない!」
ミオ「狙いが定まらない!」
コトリ「防御も貫通してくる!」
ヒジリ「あ、やば…」爪先が体を掠る。
HPが残りわずかなものになる。
ヒジリ「かなりやばいかも!」回復薬を飲み、HPを回復させる。
ユズ「一発も貰っちゃいけないな!」
ミオ「ダメだ、当たらない!」
コトリ「狙わないでばら撒いて撃って!」
ミオ「え?うん」仲間に当たらないように何本も矢を射る。
モンスターは矢を避けるように動く。
ユズ&ヒジリ「ここだ!」
ハンマーと斧が熊に命中する!
モンスターは悶え、消滅する。
『ダンジョンクリア!』全員の目の前にポップアップされる。
ヒジリ「やったぁー…」力が抜け倒れる。
コトリ「終わったぁ…」座り込む。
ユズ「強かったなぁ」斧を下ろし、体を預ける。
ミオ「つっかれたー」前のめりに倒れる。
中央が光り始める。
ヒジリ「移動かな…」全員立ち上がり、光の中心へ入る。
ユズ「これどこに行くやつ?」
コトリ「まさかこれからボス戦とかないよね?」
ミオ「さっきのがボスなんじゃ…?」
ヒジリ「あ…時間大丈夫かな?」
ユズ&コトリ&ミオ「あ…」
案の定のログアウト。
現実に戻される。
ヒジリ「マジかぁぁ!」
思いっきり項垂れる。
過ぎた事は仕方ないので、シャワーを浴び、軽食を作る。
パソコンをつけ、掲示板を見ると
「ダンジョンクリア者結局出なかったな」
「48時間の強制ログイン不可があるから、なかなか手が出しづらい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます