第9話

ユズ「やっぱり、ね…」

ヒジリ「僕友達いなくて…」頭をポリポリしながら頬を赤らめる。

コトリ「まだ合流してないんですけど、友達が今日ログインするんですけど、その子はどうですか?」

ヒジリ「今日ログインってなるとLv1なのかな?」

ユズ「そういうこと。どうする?」

ヒジリ「その子を頑張ってフォローしてダンジョンに行こうか。三日後まで次のフィールドが解放されないし」

ユズ「ダンジョン踏破ボーナスはいいの?」

ヒジリ「うーん、でも僕が今から他のパーティーには入れないだろうし。二人は知ってる人だからいいかな。もしかしたら攻略されないかもしれないしね」

コトリ「それじゃその子がログインしてくるまで狩りしましょうか」

ヒジリ「そうだね。今のうちLv上げて最悪僕が抜けても狩りができるくらいには」

コトリ「ヒジリさんがいた方が狩りの効率はいいと思いますよ」クスクス笑う。

―1時間後―

コトリ「そろそろ時間だ。ヒジリさん一旦お迎え行ってきますね」

ヒジリ「ここで待ってるので、気をつけてこっちにきてくださいね」

ユズ「向こうでちょくちょく狩りながらくるんで1時間くらいやってきます」

ヒジリ「了解です」

ヒジリのステータスバーに一人増える。

ヒジリ「ミオさんか…」

いいスピードでlvが上がっているのを横目にしつつ、狩りを続ける。

―1時間後―

コトリ「お待たせしました」

ミオ「ミオです!よろしく!」

ユズ「転職場って全員ログインしてから1日経たないとダメらしいから1日分狩ってから転職に行こうという風に決まりました」

ヒジリ「了解。ミオさんは弓?」

コトリ「フリーターってなんでも装備できるんですね!」

ミオ「元弓道部なので…」少し頬を赤らめる。

ヒジリ「僕もフリーターだけどね」ハンマーを担ぐ。

ユズ「大工とかじゃないんだ?」

コトリ「フリーターは本当だったんだ…」

ヒジリ「フリーターの方がLv上がりやすいからむしろいいかもしれないね」

ミオ「よろしくお願いします!」

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