サケvsチャーハンvs塩

江戸っ子「今回はおにぎりの具がお題らしいべ。チャーハン?」


「なんかおにぎりの具じゃないの混ざってますわ」


「……くっくっ。わかっているよな?チャーハン一択だろ」


江戸っ子「それだけはないだべ」


「邪道が!ですわ」


「はぁっ!?学校からの帰りに食べるのが、もううまいんだよ!」(一人で)


「まあコンビニのおにぎりは美味しいですけど」


「ガッツリ食べれるのはチャーハンだけなんだよ!」


江戸っ子「チャーハン食べたけど、胃もたれするべ」


「江戸っ子に同感ですわ。あれはおにぎりとは言いませんし」


「なんだと?」


「わたくしは王道、サケが好きですわ。魚なので、栄養分ありそうですし、サケが1番、ご飯の美味しさを引き立てると思いますの」


江戸っ子「ご飯の美味しさを引き立てる……だべ?」


「俺苦手なんだよ、あれ。だってさ、他の奴らのは大丈夫なのに、俺のだけ骨が3、4本出てくるんだよ。おかしくないか?」


江戸っ子「日頃の行いのせいで運が悪くなってる証だべ」


「絶対そうですわ。そんなだからモテないんですの。なんて滑稽な。おほほほほ」


「お前らにだけは言われたかないわ。滑稽ってなんだよ。モテないのは関係ないだろ!俺モテるし!笑うな!」


江戸っ子「悪あがきがきついべ。そろそろモテないことを自覚すべきだべ」


「うっせぇわ!そんなこと知ってらぁ!ほっといてくれよ……」


「あらあら、泣いちゃいましたわ。あんなのほっといて、議論に戻りましょう」


江戸っ子「そうだべな。オラは塩だべ」


「「塩?」」


「いや、塩は強すぎだろ」


「チート出すんじゃありませんのよ」


江戸っ子「さっき悪役令嬢が、サケが1番ご飯の美味しさを引き立てる、って言ったのがずっと引っかかってたんだべ。そこはサケじゃないだべ、塩だべ。塩こそが米とのグッドバディだべ!」


「ごめん、俺負けそうだからツナマヨといくらと納豆巻きも掛け持ちしていい?」


江戸っ子「ずるいべ」


「納豆巻きはひどい」


「全部チートすぎる」(笑)


江戸っ子「オラは昆布と鰹節と五目ご飯をかけ持ちするべ」


「本命、本命を決めなさい」


江戸っ子&現代男子「え、明太子に決まってるだろ(だべ)」

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