〜94〜喧嘩両成敗、分かった? アリスとキラの話だよ?


今処罰されそうな光司です。

本当にガチでヤバそう。



「大丈夫、処罰はしないから。そんな悪い奴じゃないよ、多分」

「多分なの?」


やっぱり嫌だな。

で、ほんとになんでここに話をしに来たの?

うん。

「あー、そのことね。光司くんのアースでは神として名が馳せているでしょう」


まぁ、それほどでは無いけど、そうなのかなぁ? (少しニヤニヤするの笑えるわww)

多分そう、合ってる。

うん。


「だから、光司くんに新しく支部を創って欲しいんだよ」

「え、イヤなんですけど……」




……え? ダメだった?

なんか場が凍りついたんだけど。

俺が悪いのはわかってる。


でもイヤなんだもん。

面倒くさいじゃん、支部創るのって。

「いや、ちょっと待って。書類仕事はキラに任せればいいでしょ? キラはそれが得意なんだから、それの為に作られたって聞いてるんだけど」

「え……? ただのアリスの喧嘩相手なんじゃないの?」



「マスター、違います」

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こんなのと一緒に

しないでくださいよ。

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あー、始まった。

コレはどうしようもない。

あーだこーだ言い合う時点で【喧嘩するほど仲が良い】って感じだよなぁ。

「「そんなんではないです!」」

「うおぅ!!!」


なんでキラがここに来てるん?!

おかしくない? 転移したよね?!

でもココって魔術を行使するのを防ぐ対抗魔法ってのがあるって聞いた。

というかアリスに教えられたんだけど。


で、アリスももっと離れてたよ。

さっきまでは。


なんでこんな目の前にいるの?



うん。(理解不能)

うん? (理解中)


うん……。(諦め)


もう放って置こう。

そうしたらいつかは収まるはず。

はずだけど。


まぁおかしくなってるってことや。

「「違います、マスター……!」」


そこが似てるって言われる所以じゃあないかな?

絶対そう。


姉と兄もこうだったからよくわかる。

何かしらの小さな事で喧嘩したり、急に仲が良くなってたり。

もう、わけワカメだわ。




結論はゴリ押せば行ける理論って通用する場合もあるんだなぁ、って事。

多分、俺には出来ないけど。(正解)


==========

読んでいただきありがとうございます。


面白ければ★★★、面白くなければ★。


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