神達の裏側、世界の真実編
〜86〜新しく家に来たキラ、アリスと喧嘩すんなよ。
「どうもこんにちは。改めて、私はキラと申します。これかはよろしくお願いいたします」
「あ、どうも」
カッコいい系の銀髪男子がいる。
そんな横でムスッとしているアリス、ここになぜ来たかわからないクロウ。
なんか面倒事だ、と言い上に行ってしまった嶺。
まぁ分からんくもない。
絶対面倒事に違いないけど……。
「マスター、キラを追い出していいですか?」
「ダメだよー、一応へパイトスさんから頼まれたみたいだし」
「そうですね、その為アリスが怒られてしまうこととなる恐れがあるかと……」
「キラもキラで煽らない、姉なんでしょ? 2人とも喧嘩しないの、もう俺よりかもはるかに大人でしょ」
「「……はい」」
よし、OK。
一旦収まった。
キラもキラで煽るし、それにアリスは反応し過ぎ。
俺の家みたいだ。
「あるじ、新しいお兄ちゃん?」
「あー、まぁそういうことになるね。うん」
そうか、部屋が足りない。
というか、部屋はあるけど掃除してないはず。
一階の部屋、兄がいたはず。
アソコだけはゴミ屋敷だったから。
一日中かけて掃除したって一週間後には元通り。
呆れるほどの引きニートだったけどゲームの楽しさを教えてくれたのは兄なんだよな。
あの頃は楽しかったけど。(kwsk)
でも詳しくは覚えてないや。(ヒドイ)
それよりも今の方がもっといいんだけど。
そんな事を思い出しながら部屋を見てみる。
なぜだろう。
部屋がサッパリ綺麗になってるではありませんか。
ゴミ一つ、チリ一つない。
こんな部屋だったんだな、兄の部屋って。
そりゃわからんもん。
腰あたりまでエネドリの缶や、お昼ご飯だろうパンのビニール袋etc……。
そんなのがいっぱいあり、どうやって寝ているのかわからないくらい汚かった。
でも何故かゲームをするデスク辺りは綺麗だった。
イケメンだったのに毎日ゲーム三昧。
モテたらしいけど、そんなのは意味がない。
「住むんだっけ?」
「はい、そのようにしろとの命令が出ております」
「じゃあここ使っていいよ、自分で必要な物は運べる?」
「マスター、キラは自立しておりますので必要ないかと。(圧)」
ほんと喧嘩するね、みんな喧嘩腰にならないで。
エネルギーが漏れてる。
ダメダメココが吹っ飛ぶ!!
へパイトスさんが、それに注意しろって言われたのに。
工房がぶっ壊れたって言ってた。
というかその前に俺が死んじゃうから。
「マスターの権限により、家での喧嘩を禁じます!! いいね?」
「権限を使われてはしょうがないですね、よかったですね。……キラ?(圧)」
「アリスこそ救われたんじゃないのですか?」
これからどうなるの? 光司の家は。
爆破オチはイヤだ。
「あるじ、怖いね」
クロウだけが救いだよ。
嶺なんかどっかいっちゃってるし、ね?
うん。
==========
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