〜84〜アリスの予感はいつも的中


光司です。

今廊下をマッドさんと歩いてています。


あー。

そうそう、ここが会場だ。

なんかみんな慌ててるな、なんやろ。


そういう時は【感情看破】や。

あの執事さんとか良さそう。



『マッド様がいない、どうすれば?! これ以上お館さまを心配させることはできない。また三日三晩、部屋にこもって泣き叫んでしまう。それだけは避けなければ……!』


え?

この人マッドさん呼んでるの?

あー、マッドさんって偉かったのか。


三日三晩泣き叫ぶお館。

プフッ……笑っちゃう。(笑)


「マッドさん、あの人呼んでる見たいですよ?」

「あー、執事か。ここまで送ってくれてありがとう。また会えることを祈ってるよ」


祈るって多分神様にでしょ?

神様目の前におるけど。


そんな言っても無駄か……。




======


アリスです。

今さっきまでマスターがいたはずなのにいません。

マップ機能で探しています。

あー、トイレに行ったのですね。


帰って来れるでしょうか?

たまに迷うことがありますが、今回はどうでしょう……。


なんか面倒事に巻き込まれてるのでは? (正解)

貴族と絡んだりすると面倒くさいのでやめてほしいです。(もう遅いですねww)


なんかイヤな予感がします。

こんな寒気は初めてではない気が……?



まぁ帰ってくるのを待ちましょう。

マップ見ながら貴族の心でも読んでますか。


待って?

ここになんでマスターは行ってるのですか。


この場所は禁止域だったはず……。

確か貴族の控え室、私たちが謁見の前に通された部屋。


なんか反対に行き始めた。

今度はちゃんとコチラへと帰って来ている。


急に変わり過ぎでは?




大丈夫だと良いですけど。

まぁそんなわけは無さそうですが。


==========

読んでいただきありがとうございます。


面白ければ★★★、面白くなければ★。


♡もつけていただけると幸いです。

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