〜74〜とても怒っていた
アリスは怒っていた。
「で、どのくらい知らないモノを組み込んだんですか?
「えーっとね、【剛合金鋼JMG】と、【レブリオスの神皮】それに、【CPU -2.35型基礎体】あと、【総合基盤情報管理デバイス-UNIT -θ】くらい……です。そんだけだよ〜アリス」
まず、【剛合金鋼JMG】
これは合金にオリハルコン、ミスリス、神鍮などの異世界の素材をたんまりと使っている貴金属。
100グラムで264,000ptを5キロ
次に【レブリオスの神皮】
レブリオスという人型の神魔獣の全身の皮。
一つまるまるの値段は574,290,730pt。
それに加えて【CPU -2.35型基礎体】
CPUの新型機、基礎の能力を底上げすることができる。
アリスの場合だと魔力変換効率57.2倍ほど。
おひとつ428,437,000ptそれを3つ。
さらに! 【総合基盤情報管理デバイス-UNIT -θ】
総合的な管理をする他、他のユニットとの完全連携、完全操作を可能にした一品。
情報処理能力はスーパーコンピューターの3500兆倍以上の実力を誇る。
一個だけで12,483,879,020,000pt超え。
それがアリスに内臓されていたのだ。
単なる親バカと変わりない。
自分の最初の子供にはなにかとしたくなるだろう。
分かる人には分かる話だ。
「はぁ、そんだけではないではないです。どれだけのポイントが飛んだのですか?」
「10,000年分くらい……です」
アリスは呆れた。
このへパイトスの年収は500億pt以上。
吉田さ◯りもびっくりだ。
二刀流の大谷翔◯だってそうだろう。
なんせ地球の全ての国家予算をかき集めてやっと一年分なのだ。
もう桁が違うのだ。
「他にはどうなんですか?
「……【グリフォンの義眼】、【アマテラス乃御加護】です……」
まず【グリフォンの義眼】
これはグリフォンの眼を疑似的に創り出した物。
高くまで飛び見下ろすグリフォンは眼の能力も異常で30,000倍のズームができるとされ、それを調整した。
二つで249,720,000pt越え。
【アマテラス乃御加護】は名の通りアマテラスが自らの力を分け与えた物。
物によって違いがあるが最上級のものを使っている。
一回5,000,000ptを12回。
「何やっているのですか? コレだからマスターみたいって言われるんですよ……」
「光司くんと一緒にしないで、これでもアリスを創ったのボクだけど……な?」
はぁ、としか言えない額になっていた。
アリスが怒るのも頷ける。
おつかれ、これまでありがとう。
そしてさようなら、へパイトスよ。(笑)
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