【金曜日投稿00:52】クラスメイトに死ねコールをされたので飛び降りた

第1話

「・・・っ！」

強い拳が入る。

「痛そう！！」「やれやれ！！」

最近はこうして暴力を振られるのが当たり前になって居る。

「優くん、やり方しなよ」

幼馴染の春が煽って来る。俺がやり返さないことを知って居るのに、

ーー

そして、俺は昼休みだった。

うっかりというか、転ばされて、俺は夏の弁当を倒してしまった。

「何すんのよ！！」

「ごめん、夏」

「あーもう、最悪。これ弁償じゃ済まないよ。お母さんが作ってくれた弁当だし」

「うわー、何やってんだよ！！優！」

俺を転ばさせてきたヒロが煽る。

「・・・」

「はぁー、まじで最近だね。優くん」

もう誰も、俺の味方はいない。

「まじで死ねば良いのに」

夏から冷たい一言が入る。

「そうだよ！！死ねよ！！」「死ね！！」

「私も優くんは一度死んだ方がいいかも！」

「死ね！！」「死ね！！」

クラスメイトから死ねコールが入る。

「死ね！！」「死ね！」

誰も止めないし、みんなは一体感を持って、言って来る。

言葉通り死のうかな、家でも俺は地獄だし。

「えっ、ちょ、何やってんの」

「そんな脅して、どうせ死なねくせに」

「優くん？」

クラスメイトの反応は各々だ。しないと思って笑ったら、一部は俺らしくない行動に驚いたり、

「待って、優くん本気だよ！！まっ」

まぁ、そんな反応は置いといて、俺は乗り越えた。

「嘘でしょ！！」「おい！！まじかよ！」「優！！」

「優くん！！」

あー、落下する。ここって４回だし、まぁ死ぬなだろうな。ワンチャンこの木で助かるけど、そうなったらまた死のうかな。