第2話

それから、お兄さんの言う通りにしたら、もっと春ちゃんと他の子達とも仲良くなった。


「そっか、そっか!!えらいぞ!!褒めることも偉いんだ」


「ありがとう、お兄さん」


「うん、何より褒められることをたくさん見つけられるのも素晴らしい!!」


「でた、お兄さんの口癖」


「あはは」

お兄さんはよく俺を素晴らしいと褒めてくれる。俺はお兄さんに憧れている。お兄さんのようにみんなに優しくて褒められる人間になりたい。


ーーー


そして、小5になって、事件が起きた。

それはクラスの女の子を俺が殴ったと言う話だ。


俺は当然してないし、嘘だった。でもその女の子は人気者で嘘とかは付かないと有名だった。色んな人に怒られた。春や夏、妹とお姉ちゃんまで俺のこと酷い目で見て来る。お母さんも前より優しくなくなった。

それから、また女の子は俺がしたと嘘をついたと言ってきて、俺はしてもないのに、いつまでも反省しない悪ガキにみたいになってしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る