第10話

「いたっ」


春に後ろから、えんぴつで刺された。


「辞めてよ。」


「・・・殴る方がもっと痛い」


「だから、俺はしてないって」


「知らない!!」


こんなふうにイタズラをされることが最近ではよくある。昨日も夏に、バケツを明らかにわざとかけられた。


先生は俺の虐めは見逃している。


学校は図書館以外は地獄だ。


ーーー


本当に憂鬱、またお兄さんから貰ったものを壊されてしまった。


お兄さんは笑顔で大丈夫だから、気にするなと言って新しい物をくれるだろう。


もう、クラスメイトに躊躇はない。完全にそれが当たり前になっている。



もう、嫌だ。辛いよ。辛いよ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る