初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

作品の方を拝読致しました。
一言で表すのは難しいですが、ひとまずナンセンス文学ということにして話を進めさせていただきます。その観点で見た場合、全体として展開はウィットに富んでいたと思います。時事ネタや思春期特有の価値観を交えつつ、物語が様々な方向に転がっていました。なにも考えずに読んでいるぶんには、クスッと笑える作品でした。

一方で、やはり話に骨子がないのも事実です。文字数の少なさが原因なのでしょうが、作品の趣旨がよくわかりません。論理の破綻で笑いを誘う作品なのか、それとも奇想天外な展開の数々による不条理を楽しんでもらう作品なのか。あるいは、すべてをタイトルに収斂した皮肉を込めた作品なのか。どれも推測の域を出ません。評価しない、というよりは評価できない状態です。もし本作になにかしらのメッセージを込められているのなら、その点を前面に押し出すことをオススメします。そうすれば読者は作品の方向性を掴みやすくなり、評価をする基準も見つけることができるようになります。

以上になります。
少しでも創作活動のお役に立てたのなら幸いです。