未来逃避
恋の先は愛
しかし、愛の先は社会
拳では、どうにもならない
現実が僕ら、いや僕を阻む
愛で暮らしたい君
夢に夢を乗せる僕
恋はある、愛もある
それ以外は何も無い
受験と同じように、正解はあるし見えている
「無い」と言うのが楽なだけ
自らを空にして漂うのは、泳ぐより楽
泣く君、泣く僕
しかし、涙は乾くのが道理
朝は今日も明るい、故に強い
全てを日差しで消し去る
涙も思い出も愛も全て
…
ねえ、僕を揶揄してみせて
笑う君の隣で、さらに笑う
夜は今日も暗い、故に弱い
無駄な考え事だ
…
波の無いところへ行きたい
しかし、宇宙にも波はある
ならば、その外側へ行こうか
僕は粒子になって、ばらばらになる
何世紀も漂って
暫くは無意識の中へ沈む
無だ
…
…
…
ヘンテコな言語が、向こうから聞こえる
目の開け方も忘れた
金縛りを解くように
必死にもがいて、目を開ける
するとそこには
何世紀後かの、君がいる
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