おやすみなさい

夕日が土手を照らす


水面は黄金にきらめく


自転車で川沿いを走る


からからからから、車輪から音がする


小学生が水切りをしている


3回跳ねて、水に沈む


川底に眠る、無数の石たちを思う


出どころのわからないカレーのにおい


すこしずつ、すこしずつ


夜に向かっている


おやすみなさい

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