第7話
アオナ
(私達合成獣[キメラ]はここ数年6人でいた)
(アオナ、コクドウ、オウキ、グリファ、ヒカク、シハクの6人)
(だけど、それより前、今から4年以上前は)
(合成獣[キメラ]の数は6人ではなく7人だった)
(時期によっては人数が変動する事はあったけど)
(あいつを含めた7人でいた時期は長かったわ)
(そいつの名前はゴルザ)
(未来を視る事ができる特殊な合成獣[キメラ]よ)
(そして、そいつが今どういう方法でやったかは知らないけど死人を蘇らせている)
(そして、私はあいつが何を考えているのかはわからない)
(昔から)
アオナ
私が知っているのはそれだけよ。
守
他に知っている事はないのか?
アオナ
細々(こまごま)とした事はわかるけど大体知ってるのはこれぐらいよ。
あいつの弱点とかまではわからないわよ。
それに、久しぶりに会ったわけだから弱点とかも変わったり克服してる可能性もある。
守
そうか、ありがとう。
有力な情報を。
アオナ
別に、みんなが知ってる様な事を言ってるだけよ。
守
えっ?
皆?
アオナ
・・・そうね。
皆って、私の仲間はもう全員死んだのに。
ゴルザ以外は・・・。
私、何言っちゃてんだろ。
守
ついこの間までお前の仲間はいたんだ。
無理もない。
すまなかったな。
お前の仲間を5人も殺してしまって。
アオナ
・・・。
私もあなたの仲間を何百人も殺した。
もういいでしょ、こんな話。
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