【☆】障害者雇用アルバイトパートタイマーの勤務実態。-私が「統合失調症ではないあなたは勝ち組です」と言う理由ー

──『「世界はそれでも終わらない」。ちゃんと待ってる人、いるよ?』──

☆☆☆


 2023年10月12日(木)。21時08分。


 冒頭言は宣伝ではありません。昨日の夜に睡眠導入剤を飲んだ後に唐突に思い付いた言葉をメモに残しておいただけです。


 ちゃんと待ってる人、いるよ? にしたほうが良かったのかもしれません。変えました。元々は「ちゃんと待ってる人、いるよ。」でした。


 途中で眠くなって書くのをやめてほっぽり出して寝たら、誰かから声を掛けられました。誰でしょうね。雰囲気的に三足みつあしミアシさんっぽいですね。三足ミアシさんって誰ですかと言われたら、Season2初登場ですね。たまに出てくる尻尾の生えた女性らしいアンドロイドっぽい人です。精神が限界まで来るとたまに出て来ます。


 優しくさとす感じ。普段の井上さんの発言だとまず出てこないタイプですね。創ろうと思って創れるセリフではありませんね。


 こんにちは。井上和音です。挨拶の前に井上さんって言ってしまいましたね。


 幻聴も激しい。


 周囲の職場の声も激しい。


 職場のリアルな声で聞こえてくる展示会のような声として、最近は「可哀想かわいそうに」「可哀想だね」と色々な人から聞こえてきます。


 これはリアルな声なので別段私に向かって言っているわけではないと思われます。誰かが可哀想なのでしょう。多分私でありません。


 「○○さんが言っているから仕方がない」とも聞こえてきます。ここらへんのリアルな発言から、『井上さんは障害者で正職員の話も出ていたけれど○○さんが言っているから今回も井上さんはアルバイトのままで止まるか、アルバイトすら首になってしまうよ』というのが妄想として出て来ます。


 その○○さんって最近思いましたが、恐らく帰りの電車が同じ時間の人らしいです。「見たことあるけれど多分知らない人だろう」とか二年くらい前から思っていましたが、どうも元課長の可能性が出てきました。


 ずっと私のことを見てきたとしたら、優先席に座っている私のことも見てきただろうし、シャツアウトしている私のことも見てきたでしょう。あーらら。これから先はどうなるのでしょうか。おふざけが過ぎたこういう文章も打てなくなってしまうのでしょうか。


 「こんにちは。年賀いやがらせです。全部妄想です。恐らく何一つ変わりません。以上」


 「変わるということだけが変わらないこの世の唯一の法則」という名言がありますが、私の場合は変わるということがほぼありませんね。全く変わりません。アルバイトを始めて4年目なのですが、何一つ変わりません。3年目に時給が20円上がって以来何一つ変わりません。その上に『人生が変わろうとしていたのに君がやらかしたせいでまた君の人生は何一つ変わらなくなりました』みたいな妄想を駆り立てる、周囲のリアルな声がわんさかと聞こえてきます。


 これが統合失調症なんですよ。本物なんです。


 統合失調症なので救ってくださいとは言えません。もういいやと思って仕事中にぐうたらしているし、早くやれば終わる仕事も手が動きません。


 ストレスで全く手が動きません。そもそもがぱっぱと終わらせたところで、「次何か手伝えることはありませんか」と毎回のように聞かなくてはいけなくなり、実はそれが正職員さんにとって物凄くストレスになってしまうことも経験済みです。


 黙って黙々とぐうたらやっていなさいというのが正解のようです。障害者雇用のアルバイトで振り分けられた決まった仕事が無いのでこうならざるを得ません。


 勉強とか読書とかしていたほうが人生に有益な気がします。本音はそうですが、仕事中に読書は言語道断ですね。ぼーっとしておきなさいと言うほうが法律としては合っています。


 お金を貰っているわけですから。自発的に自由な行動は慎むべきでしょう。


 というか、手が動かないというよりかは、これをやってなんの意味があるのだろうかと思うと、手が硬直して腸が勝手に動きトイレに何度も行く羽目になります。


 客観的に見たらただのクズです。何か仕事を分けてくださいと言うことも出来ません。数ヶ月間は本当に何もやらされることが無かったので、裁断機でパンフレットを切り取り続ける作業を4ヶ月くらいやっていました。


 その4ヶ月後には、パンフレットから切り取った数千枚の紙は全部廃棄処分になりました。普通の人ならば泣くのではないのでしょうかね。私は泣きませんでした。お金が貰えるのでそれだけでもう充分ありがたいと思っていました。


 どうとでもなってください。どんな仕打ちを受けようと私は仕事を続けます。例え戦力にならなくて、何か適当なことをさせられて、別室で人の見えないところで延々と同じ作業を、無駄だと分かっている作業を延々とやっていようと私は何も思いません。ただ身体が耐えられないようで、先程も書きましたが、腸が勝手に動きます。眩暈が酷いです。「私は何をやっているのだろう」という疑問を押し殺してただ座っているだけです。


 何の経験にもなりゃしません。これが仕事だと思っています。


 産業医からは「年金あるんだからもう働かなくて良いんじゃない」とか言われました。それ仕事に定着させるのが仕事の産業医が言うことでしょうか。


 首にはしないでください。統合失調症になったが最後。統合失調症になった私が悪いのです。


 毎日がこれの連続です。健常者は勝ち組ですよ。「統合失調症ではないあなたは勝ち組です」というフレーズは、こういう日常を当たり前のように繰り返したら自然と出てくるメッセージとなりました。


 明日もとにかく出勤して「何か手伝えることはありませんか」から始まる時給のアルバイトが始まります。ただ耐えればいいだけなので私は勝ち組かもしれませんね。

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