第26話 今でも許せない心理学の先生
心理学の先生はその年から変わったのでした。
とにかく、授業はくだらないヨタ話ばかりでした。
私は真面目に授業を受けてたから、なんだよ、これ!!って怒りに思ってました。
クラスでとにかく、男に弱い子がいて、彼のところへ入り浸って泊まってくるんです。
泊まった朝は絶対に遅刻してくるんですな、これが。
まあ、言い訳して教室に入る訳ですわ。回数も重なるから教務からもお叱りを受けてるんですが、気にして無いって感じでした。
その日の一限目は心理学に変更になってました。先生の都合だったとおもいます。
遅刻してきたその子。
「すいません、電車に乗り遅れました、、。」とバレバレの嘘をつくんですよ。
心理学の先生はいきなり、その子のそばに行き、くんくんと匂いを嗅ぎました。
「うーーん。君の体からザーメンの匂いがするね。」
ええっ!今、なんて言った?
教室内は一瞬ざわめき、その後鎮まり返りました。
皆んなどうしたらいいのかわかんなくなって、一斉に教科書を読んでるフリをするしかありません。
言われた本人は耳まで真っ赤になってましたっけ。
私はそん時思いました。
そー言うくだらない事ばっか言ってるじゃねーよ!オヤジ!
少しはちゃんと心理学の教科書の内容やれよ!とね。
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