きみと息をしたくなるへの応援コメント
冒頭の一文から、とても不穏な空気の立ち上る掌編でした。掌編だけに、この二人の事情は何も明かされていません。だからこそ、立ち上る空気感があると思います。こうするしかなかた二人、という物語が読み手の中に余韻を残します。それは「これでよかったのか否か」という、読み手に突きつけられるような余韻です。文章全体のやわらかな筆致に反して。興味深く読みました。ありがとうございました。
作者からの返信
@sakamonoさん
「物語が読み手の中に余韻を残し」、それが「突きつける」ものであると言うのは、その性質が辛さを含むものだとしても、私は嬉しいです。
空気感が立ち上っていたと言うのも、やりたいことでありましたから、嬉しく思います。
読んで頂きありがとうございます。
真花
編集済
きみと息をしたくなるへの応援コメント
この短編小説は、妊娠中絶を決めたカップルの心情をテーマに描いているのでしょうか……。作者は、彼らの葛藤や苦悩、そして絆を、間接照明やクリムトの絵、穴というモチーフを用いて表現しています。このあたりの選択と描写が見事です。
読者は、彼らの言葉や沈黙、そして手のぬくもりに触れて、彼らの気持ちに共感することができます。人生の選択には必ず代償があるということを教えてくれますが、同時に、愛する人と一緒ならば、どんな困難にも立ち向かえるという希望も与えてくれます。このへんもいいですね!
私は、この作品に感動しました。作者の筆力に感服しました。この小説は、人間の尊厳と愛について考えさせられる名作だと思います。ありがとうございました。
作者からの返信
神崎 小太郎さん
「テーマ」はその通りです。
描写を褒めて頂き嬉しいです。
すごく絶賛をされているように感じて、これまでになかった感覚が自分の中に芽生えています。それは、作品が私の手を離れて育っているという感覚です。何か、私だけの力ではないものが作用して、神崎さんに色々なことを及ぼしているのではないか。そんな感じが今あります。
それはそれとして、褒めて頂きありがとうございます。
読んで頂きありがとうございました。
真花
きみと息をしたくなるへの応援コメント
泣きそうになる。
この決断はとてもとても。
壊れないように、壊さないようにいたわる空気感がとても沁みます。
作者からの返信
島本 葉さん
空気感が沁みたとのこと、嬉しいです。
近況ノートにも書きましたが、今回は空気感を大事にしています。
それが伝わったのは、良かったです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
きみと息をしたくなるへの応援コメント
二人の間での葛藤はもう終わった後だからにしても、淡々としすぎていて、やや冷淡な印象も受けます。
消耗しつくして心が働かなくなってるのかもしれないし、冷淡というのは言い過ぎかもしれないですね。
実際、ここで取り乱したところで事態が変わるわけではないのですし。
ほとんど動きのないなかお互いの手を伸ばすという動作が印象的でした。
作者からの返信
新巻へもん
コメントありがとうございます。
「やや冷淡な印象」ですね。そう言う目で読み直してみようと思います。
「手」が印象的であるとのこと、伝えて頂きありがとうございます。手についてはそう言うことを狙ってます。ので、やった、と喜んでいます。
読んで頂きありがとうございます。
真花