セレクトドロップ

ふと、天井を見上げるとしんどいことや嫌な事などを思い出す。もう一度やり直せたら、少しの選択を間違えなければ忌まわしい今の自分を忘れさせてくれるあなたの胸の中で泣けたらなんと幸せだろうか、


「はっ」


夢のかけらもない現実は朝携帯からなるアラーム音で目覚める

朝ごはんは近くのスーパーのおにぎりを゙頬張り、満員の電車に揺られ一日仕事終わらせれば定時で帰るというなんの変哲もない、というよりか味や色味のない日常に飽き飽きしていた。



「そういえば、近くに駄菓子屋さんできたらしいし行って見てもいいかも」

「シャラシャラ」鈴も音がなり一人のおじいさんがいらっしゃいと言った

ここの駄菓子屋の駄菓子は普通だが、飴が変わってるな、このなんだ選択ドロップって。



ふと気になり店主に聞いてみたら「このセレクトドロップってなんですか」

俺がそう聞くと店主が俺の方に顔を向けてこう呟いた「人生の選択する前に戻れる飴じゃ」何を言っているなかわからないが続けてこう言う「そう、本な小さな選択でも良いんじゃ、たとえば朝かう飲み物だとか、座る座席だとか、階段にするかエスカレーターにするとかのほんの小さな後悔をした時にその飴を食べればその後悔した時に戻れるんじゃよ。」続けて爺さんは言う「だが、その選択をして食べた段階を過ぎる前に次の飴を舐めてはいけない。そして飴は肌身離さず保つんじゃ専用の瓶に入れて、そうすれば新たな選択をした後でも飴は手元に残る」そう言うと爺さんは瓶に飴を詰めて渡して「ほれ、飴30粒と瓶代含めて3万円だよ」勢いに押されながら買ってしまった。

何だよと思いつつ家につき風呂に入りいつものように寝た。


昨日言われた通り飴の瓶はポケットに入れてあるそしていつもと変わらず会社に着き、いつも通り仕事をしていたがあまりん寝ることが出来なく数字を打ち間違えてしまったらしい。

試作品の個数を工場に10個の所を100にしてしまいえらいことになっているじゃないか、、、

そんなんとき思い出したのが[選択の飴]だ

即座に蓋をあけ強烈な甘いにヲイをしていたが、そんなことを気にも止めず口に一つ放り込んだ。

そうして目を開けると昨日の昼過ぎの3時になっていた昨日聞いた会話などが耳に入ってくるではないか。

急いでパソコンの画面を見てみると、試作品の数が100個になっていたでありませんか、それに驚きポケットを見てみると寝る前には30個だった飴が29個になっていた。


発注に間に合うように10個に戻して安堵の溜息をしてその日は疲れたので倒れるように寝た。

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