第152話

杏子より連絡を受ける。

なんでも花が誘拐されそうになったとのことらしい。

犯行に及んだ者たちは警察に突き出し済みで俺たちは知らなかったが学校では結構な大問題になっていたそうだ。

しかし、対外的な理由や捜査上の諸事情によりまだ生徒には伏せられている為、知らない生徒も多いだろうとのことだ。

知り合いの人間が関わると同じことを聞いてもその許せない度合いが変わるが、本当に許せない事である。

杏子からは明日にでも花に声を掛けてあげて欲しいと言われたので直ぐにと思ったが、杏子から明日の方が良いと言われたのでアドバイスに従うこととした。

無いとは思うが心配になり俺の友人たちにも連絡をすると驚いていた。

こうやってここだけの話と言う形で噂は広がっていくのだろうな~自分の行動がそれに該当するにもかかわらずそんな感想を思いながら連絡していく。

紗貴に連絡すると一人暮らしの京のことを心配したので連絡してみるが繋がらない。

コールは鳴るのだが出ないのだ。

気になっているが何が出来る訳でもなし連絡待ちをするより方法がない。

そんな時に見知らぬ電話番号よりコールがかかる。



「はいもしもし」

「やあ、こんばんは」




速攻で電話を切る。

再度コール音が鳴るので取ると、その電話相手が文句を言ってくる。



「酷いですね~茂武師匠に耳よりの情報提供をしようと思って電話したのに」

「越近・・・何時から天使は教えてもいない電話番号を割り当てて電話して来るような犯罪者になったんだ?」

「え~聞こえませんが何か?」

「聞こえてるだろ・・・用も無いなら切るぞ、忙しいんだよ!」



本当に此奴は・・・多分、体育祭で手に入れた高性能PCの自慢でもするのかと思ったが本当に耳寄りな情報を言って来た。



「切らないでくださいよ、音無さんの事なんですけど」

「え?何でお前が京の事を・・・耳寄り情報って言ってたな」

「はい、彼女と連絡付きますか?」

「付かないな・・・」

「でしょね~」

「何か知っているなら勿体ぶらずに早く言えよ!」

「はい、その為に電話しましたから」

「おう、それは悪かった」



癪に障るが此奴の情報を聞くことが今は重要な気がする。



「彼女、誘拐されました」

「はぁ?」

「何か情報とか得てないんですか?師匠の可愛がっている後輩の子も攫われそうになってましたよ?」

「何で知っているんだよ!!」

「だって監視カメラ仕掛けてますから~」


お前、それは立派な犯罪だぞ!!

天使だからと許されるのか?とか思うが今回は助かるので不問とすることを決めた。



「ああ、そうか・・・」

「それでその誘拐犯の後を付けて場所は把握してますが、情報必要ですよね?」

「ああ、・・・」

「なんか警戒してません?私これでもあなたをサポートするように今の主より付けられてる天使ですよ?」

「おう、なんか胡散臭いな~とか思って悪かったよ」

「正直であればいいとか思うのは間違いですよ、まぁ良いですけど」

「いいんかい!!」

「まぁ早めに助けに行った方がいいですよ」

「お前が助けないのか?」

「私は主よりあなたのサポートを言われているだけで彼女の事は特に何とも思ってませんからね~」

「それでも天使か?」

「え?天使ってそういう者ですよ~」

「解った・・・情報を早くよこせ」

「ではメッセージアプリに地図を添付しますね~」



電話を切ると直ぐにメッセージアプリのコール音が鳴り「コッシー♪」より地図が添付されて送られて来た。

「健闘を祈ります」とのメッセージだが・・・

俺は直ぐに着替えて家を出た。

アプリの地図を見ると学校近くの廃工場の様だ。

誰の仕業なのかは知らないが、俺の友人知人に手を出すとは・・・ただでは済まさんぞ!!


★~~~~~~★


計画では2人を攫う予定だったが1人は失敗した。

やっぱり他人任せだとこんなものなのだろう。

DDを餌に協力者を集め実行した。

便利な物でBPを使用すると少ない人数でも事足りた。

まぁ誤算だったのは捕まった奴らがいることくらいか?

しかし、もしも俺のことを警察にばらしたりしたらただでは済まないと脅しているので口は割らないだろう。

成功した者たちもDDを渡して喜んでいたし、ばらせばどうなるかと脅しているのでこちらも問題は無い。

さて、1人は確保したしこの件が終われば学校から消えるのも手だ。

名前は偽名である。

全て偽名だと呼び辛いので苗字が偽名で下の名前は本名だ。

何でこんなことができるかと言えば、元とはいえ反社の下請けをしていたんだからそれなりのとことの付き合いは残っている。

今回は司君が表に出れないので俺が学校でもしもの時に動く予定で呼ばれたが、大人しくしているのは窮屈で俺の好みではない。

司君には悪いがあのムカつく忠野の悔しがる顔が見たいのだ。

司君の命令ではこちらからは絶対に手を出すなだけど、あちらから来れば問題は無い。

まぁ詭弁だけどね~

さて、音無もあのハーレムメンバーに負けず劣らずなので正直言えば役得だな。

気絶している人形のような女より嫌がる女を辱める方が燃えるので意識が戻るまで待つこととしたが、どうやら意識が戻ったようだ。

ただ犯すより先ずは言葉攻めである程度弱らせてからだな。

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