第26話
終業式も終わり明日より夏休みとなる。
地球温暖化の昨今は夏休みに入る前から
それが関係しているのかしていないのか、最近、授業に身が入らなかった俺としてはやっと終わったいう事と明日より夏休みという解放感を、今、十二分に満喫しているところであった。
期末テスト時の勉強会にタツ・遠藤さんは参加していたので、夏休みの宿題の勉強会にも誘ってみた。
予め皆で話しタツたちを誘う事と、智の家が広いとのことなので、タツたちが来るのなら今回は全日程を智の家で勉強をすることとなった。
誘うと直ぐに了承の返事を貰ったので、明日から4日間皆で勉強となった。
明けて夏休み初日、智の家へ向う。
智の家は俺達の最寄駅から3駅先にあったので智の家の最寄駅前で合流して行くこととなった。
天音、紗姫、清美と俺は何時もの様に俺達の家の最寄り駅で合流し何時ものルーチンワークの彼女たちの装いを
待つこと数分、待ち合わせ時間より10分以上前に全員揃ったので、智に教えてもらった住所へと皆で向かう。
天音の家も大きかったが智の家も負けず劣らず大きかったが、表札には【
間違えたのかな?と思い智に電話連絡すると、間違いないとのことで智が入口まで迎えに来てくれた。
何でも親父さんが国民的家族アニメの主人公女性の夫のマ〇オさんなる人物の様な状態で、入婿せずに妻の実家で同居しているとのことだ。
それが結婚の条件の1つだったようだ。
智の家はザ・日本家屋の豪邸をリフォームして近代風にアレンジしたような感じだった。
智の外見から
玄関を潜ると日本家屋に微妙に似合わないメイド服の数名のメイドさんがお迎えしてくれた。
智の専属、メイドの
見ていると目線が合ってニッコリと微笑まれペコリとお辞儀された。
そして、リビングに行くと、今度は智の両親であろう男女がお迎えをしてくれた。
「初めまして、智の父、サンフォードと言います」
「初めまして、母の
流暢に日本人と遜色なく日本語を話すダンディーな英国紳士っぽく見える父【サンフォード】さん、とても立場的にマ〇オさんと同じとは思えない。
少したれ目で黒髪ではあるが、智にそっくりな母【
この家の持ち主である祖父母は2人仲良く避暑地へと行っていて今回は会うことはなかった。
あいさつを終わらせると、「後で少し話しましょう。皆、勉強頑張ってくださいね」と言って2人はその場を去っていった。
2人が立ち去るとメイドさんたちがテキパキとお茶の用意をしてくれた。
お茶を飲みながら少し休憩してから夏休みの宿題を始めた。
途中の休憩中に遠藤さんが「皆で勉強する機会があればまた誘ってくださいね」と言って来た。
我が校は成績順にクラスが割り振られるのでAクラスは学年上位者の集まりと言う事になる。
遠藤さんも学年全体で見ると、悪い方ではないのだがAクラスに入れるほどの成績ではなかった。
次年度はAクラスでタツと修学旅行で一緒に行動したいので頑張ると、力一杯宣言していたので恋する乙女の底力を是非とも発揮して欲しいものだ。
勿論、一緒に勉強するのはOKだから「また誘うね」と女性陣が答えていた。
勉強も一段落下しお昼ご飯の時間に智の両親と共に食卓を囲んだ。
夏で暑いし、勉強の邪魔にならない様に軽めにと言う事で皆に冷麺を用意してくれたが、これがまた絶品に美味かった。
知世さんが作ってくれたらしいのだが、天音もそうだがガチのお嬢は料理もするのか?と疑問に思うが、智は食べ専らしいので料理はそこまで得意ではないとのことなので、お嬢は関係なく人によるのだろう。
女性に料理の腕前を男性の方から聞くのはスリーサイズを聞くのと同じ位のタブーなのは俺でも知っているのでこれ以上この話題にはお口にチャックである。
ただ、美味しければ「凄く美味しかったです。ごちそうさまでした」と感想とお礼の言葉を述べるのはマナーである、確りと伝えておいた。
俺に会いたいと両親が言っていたと智は言っていたけど、特に何か言われることも無く普通に話をするだけで何事も無かった。
本当に会いたいだけだったのかもしれない。
お昼ご飯の後はまた勉強開始である。
途中でおやつ付きで休憩を取ったが、その時も智の両親が来て話しながら休憩を取った。
この勉強会の間に去年の様に智の家の海の別荘でまた遊ぼうという話が出てタツと遠藤さんもお誘いした。
「「是非参加させて欲しい」」と2人とも参加を希望した。
乙女も誘っていて彼女も参加するので今年は大人数になるが、メイドの女井戸さんが「大型の免許も持ってますからバス出しますね」とニッコリと微笑ながらそう言った。
「是非ともよろしくお願いします」とこちらもにこやかに答えておいた。
出来るメイドは大型車も乗りこなすらしい。
この数日で夏休みの宿題も参加者全員が自由研究を残し全て終わった。
今年の自由研究も読書感想文にする予定だ。
小説原作の映画や漫画、アニメがあれば非常にお手軽に書ける理想の自由研究なのである。
次はいよいよキャンプである。
★~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~★
「それで、サン(サンフォードの愛称)、茂武君は如何でした?」
「いい子だったね~礼儀正しいし、「娘はやらん!!」とか言わないからね」
「まぁ、うふふふふ~」
「君こそどうだった?」
「そうね~智もライバルが多くて大変そうね。皆、可愛くて魅力的な娘ばかりでしたし」
「そうだな~それだけ彼には何かしらの魅力があるのだろうな~」
夫婦は楽しそうに彼の事を語っていた。
大恋愛の末に結婚したこの2人にとってはライバルがいることも恋の醍醐味なのだろう。
楽しそうに娘の恋の行く末を思うのであった。
★~~~~~~★
修正
「【始】めまして、智の父、サンフォードと言います」
「【始】めまして、母の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます