クトゥルフ神話TRPG

@Mowyan228

クトゥルフ神話TRPGについて

僕が初めてクトゥルフ神話TRPGにPLとして参加してから、早いものでもう1年以上経ちます。

1番最初のきっかけになったのは、ニコニコ動画にアップされた水瀬妖夢と本当は怖いクトゥルフ神話。動画で見て興味を持ち、面白そうだなぁと見始めるうちに他の動画にも手を出し、当時界隈でアップされていた有名どころのシリーズは大抵視聴していました。


PLとして参加する事になった経緯は覚えていません。やってみる?って話になって、動画で見ていて興味あったからやってみたい、とかなったんでしょうか。

今思えば、勇気を出して参加してみて本当に良かったと思ってます。

以下、回顧録とでも言いましょうか、今まで参加したセッションをざっくりと振り返ってみたいと思います。



1【さよならを言いにきた~少女はペンギンの夢を見るか~】

PC……阿智島 望弥(あちしま のぞみ)

初めて参加したセッションでした。概ねシステムは知っていたもののRPに不馴れだった事もあり、まだ大人しかった頃ですね。見返すと懐かしさすら覚えました。

海ちゃんがとにかく可愛かったです。バックグラウンドを知っていくに連れ、この子はどれだけ救われないのかと悲しかったけど、ペンギンも見せてあげることができ、最後は本当の家族の元に返してあげられて良かったと思っています。

ぎこちないながらも最後まで本当に素直に海ちゃんと向き合い、RPが出来ていると思います。汚れてない頃のもーやんさんですね。これもいいなということで。

本当のパパみたいだったよと言われて、感極まってしどろもどろになってますね。思ってみれば、ここから既に国立TRPG劇場のメインKPであるたむとの情緒の殴り合いは始まっていたんだなぁ。

ちゃんとクリアしたからなんですが、終わり方が綺麗で好きなシナリオでした。


2【たたら】

PC……厚芝 守希(あつしば もりき)

怖いの苦手と言ってんのに、KPであるたむちゃんの希望により怖がり同士(?)で挑む事になったホラーシナリオ。もーやんさんは特にジャパニーズホラーと言いますか、日本人形やら能面やらは苦手な部類でした。たたらマジで滅べ。

夢には出ませんでしたが、あの能面野郎には夢に出てきても驚かんレベルのトラウマを刷り込まれました。ダイスの女神様によってシリアスブレイクもありつつ、最後の最後であのクソ野郎に騙されたりする人の良さも見せつつ、まあとりあえず何とかなって良かったなぁと。ざまあみろクソ能面が。奴だけはもう二度と見たくありません。

守希ちゃんに関しては、女の子も使ってみたいという興味本位で作ってきたキャラクターだったのですが、なかなかどうして難しい。怖さで余裕が無かった事も相俟ってRPはあんまり出来てない気がしてます。

後述しますが、この子がまさかKPCとして再登場した傀逅にてKPに命を吹き込まれ、あそこまで好きなキャラになるとは思いもしなかったです。


3【おい脳筋探索者!そこの君だよ!ねぇ聞いてる!?】

PC……戊角 照(ぼかど てる)

もーやんさんがファンブラーとして覚醒するきっかけになったシナリオ。発狂のせいで同卓者である破壊神の持ち込んだ武器に恐怖するようになり、破壊神が武器を使うターンは行動出来ないというお荷物具合。

破壊神の温情でやっと動いたと思ったら、2回続けてマーシャルアーツ+キックでファンブルをかまして4ターンの間ずっこけてるという。おいしいなこいつ。

RPもクソもないシナリオでしたが、楽しかったです。ええ。クトゥルフ神話TRPGにおける戦闘の楽しさを初めて知り、色々調べる事になった原因はこの卓ですね。そういう意味でも感謝です。


4【傀逅】

PC……音蒔 司(おとまき つかさ)

KPC……厚芝 守希(あつしば もりき)

人生シナリオ、という言葉は聞いた事がありましたが、まさにこのシナリオが今の僕を形作ってくれたと言っても過言ではありません。

悔いは多いです。ロールプレイはまだまだぎこちなく、やりたい事も残したままのクリアでした。

それでもあんなに素晴らしい卓になった理由としては、PLの2人が目標に向かって真っ直ぐに頑張った事、お互いがお互いをカバーしあって戦えた事も勿論あるのですが、何よりもKPCとして預けたキャラクターを含め、PC達を引っ張るように全力でNPCを演じ、まさに命を吹き込んでくれたKPのたむちゃんのお陰だなと。終わる頃には、KPCだけではなくNPC達も全員大事な人になっていた、という。

実際このシナリオ後から、ロールプレイに対する感覚が変わりました。

どうしても恥ずかしいという気持ちがあったのですが、本気で考えると、本気で向かい合うとこんなに凄いんだというのを知った事がとても大きかったです。キャラクターに魂が入る瞬間を感じました。

ここで得る事が出来た強い思いが、後の卓に向かう際の準備やRPに繋がっていったと思います。書いている時にはもう「沼男は誰だ」を通過しているのですが、蹂躙と沼男におけるアドリブ含むRPは、このシナリオを経験していなかったら絶対に生まれていません。

「見られるものは全部見て、出来ることは全部やる、全て遊び尽くした上で納得できるエンドへ向かう」という、僕のTRPGにおけるこだわりが明確化されたのもこのシナリオです。

本当に感謝しているシナリオであり、僕の原点です。


5【不幸に憑いた塵(Ifルート含)】

PC……水城 桐也(みなき とうや)

何故かは分からないけども、あまりキャラクターとしてRPした記憶がありません。PL会議だけで話が進んでしまい、淡白な卓になってしまった気もします。

ただ、同卓者に危ない部類の魔道書を読ませる事が出来たのは大きな収穫でした。

最終盤、結末が決まるであろう選択肢で何を選ぶか。そこで自分だけ意見が違った際、リアル言いくるめに窮し、行きたいルートとは別のルートに進んでしまったことは今でも悔いています。後から考えると、言いくるめ出来そうなポイントはあったのにと。

これ以降、使うか使わないかは別として、先んじて同卓のPC毎に言いくるめを考えるようになりました。このキャラクターならこういう事言ったら言いくるめられるんじゃないか、程度ですが。

これに関しては、沼男で活きましたね。

さて、たっての要望でIfルートとして時間を遡っていくルートもプレイしました。

やっぱこっちの方が面白えじゃねえか!

はい。ティンちゃんと会えた事もそうですが、逃走時の阿鼻叫喚の車内は本当にね。すごかったね。もうほんと、ラストシーンも含めてちゃんと救うことができて良かったです。


6【Parasitoid】

PC……近藤 彩純(こんどう あすみ)

KPガイアでお送りする、TRPG初参加のラェニキの練習卓でした。

やさぐれ系事務員として生み出されたものの、大体ラェニキに任せてたらシナリオ終わってました。なんかしたっけ?

まあ短いシナリオだったし、ラェニキの練習だから大人しくしてたとはいえ、流石に何もしなさすぎました。反省。


7【蹂躙するは我が手にて】

PC……レイチェル・ジークリット

現在に至るまで、ここまで設定をしっかり考え書いて詰め込んだPCは居ません。キャラシで小説を書き始めたため、こっちで改めて書くことになった要因でもあるのか。今見返してもえげつない量と質の文章で、本当にこれ俺が書いたのかと疑問に感じる事があります。

1万3千字以上に及ぶ設定、その結果のあのRPでした。全員が全員、キャラに沿った熱い演説をしてくれて。ここで俺が決めなければ、俺は何のためにHO1をもらったのか。ここだけは誰にも負けたくないと、強い想いで紡いだ最後の演説。あれは間違いなく、レイチェルの魂が乗り移ってました。

召喚されたクトゥルフを見てレイチェル以外が発狂した時も、プロパガンダで発狂処理をパスという熱い展開。しっかりと、HO1の役割を果たせたシナリオでした。

1番好きで1番思い入れがあるキャラクターになりました。discordのアイコンは大好きなミスターシービーからレイチェルになり、今日に至るまで変わっておりません。


8【霧煙る海原を越えて】

PC……アイリーン・K・バース

キャラクター作成の際サイズが8になって、同じくサイズ9だった破壊神と悪ノリに悪ノリを重ねて産み出された属性ミルフィーユ系合法ロリ(男)

破壊神のPCと兄妹設定になり、1920年代アメリカということでせっかくだからギャングやろうぜ、じゃあ交渉技能「恐喝」を取ろうetc……。

恐喝含め、その設定がネタ方面で大活躍しました。

見た目がロリな合法ショタ、目つき悪い、口悪い、ギャング、顔がそっくりな妹がいる、恐喝技能85。この子も好きなキャラクターになりました。

同卓者イジリや場回しも非常にテンポよく出来て、中の人的にも大満足のシナリオでした。


9【さよならを言いに来た~優等生×不良】

PC……柳 幹也(やなぎ みきや)

ずっとKPを務めてくれていたたむが、国立TRPG劇場内で初めてPLとして参加したシナリオ。相方に選んでくれて嬉しかったです。

流石のRP力に押され気味でしたが、何とか注意力と発想力でカバーしつつ、ダイスの女神様にも助けられました。

最後の方のお遊びは切り抜き化されましたが、KPであるガイアくんを困惑させたようで。いやあすみませぇん。


10【デウス・エクス・マキナは死んだ】

PC……トーティス

知恵の神様達から名前を借りて誕生した、HOカミの少年。色々曇らせられながら、そして相方から「もニキが大人しいとなんか怖い」って心理学振られたり目星振られたりとめちゃくちゃ警戒されながらのプレイでした。

ちなみに僕は相方を全く警戒しておらず、HOヒトだっつってるから人間なんやろなぁと、最終盤までずっと信じてました。人がいいですねえ。

タイマンシナリオな割に相方への警戒を全くしていない綺麗なもーやんさんが見れます。

道中しんどいこともあったけど、自分なりにしっかりRPが出来たと思います。

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