『小説家になって億を稼ごう』松岡圭祐先生 「想造」の大切さ
『催眠』や『万能鑑定士Q』で有名な松岡圭祐先生の本。
作品のつくり方について詳しく説明してくださっています。
頭の中で物語を生む「想造」の作業が大事と言う。
まずは登場人物。
好きな俳優を7人選ぶ。
男女比は4:3。
名前をつける(文字はかぶらないように)
ネットから顔写真をダウンロードする。
Wordに画像を貼り付け。
登場人物たちの年齢、身長、体重、出身地、職業、趣味、特技、食べ物の好き嫌い詳細なプロフィールを設定。
人生の目標や挫折などはひとまず排除(物語を狭める可能性のあるものは除外)
1人につき1枚、プリントアウトして部屋の見える壁に貼り付ける。
メイン7人完成したら、サブの5人も同じように。
さらに風景の写真も3つ用意してプリント。
登場人物の下におく。
それから、登場人物たちのことを空想する
このタイミングではまだ物語を作らず、命を吹き込むことを意識。
メモはとらない(作品を狭めるから)
登場人物の動きが空想できなければ登場人物を入れ替える。
これを何日間か続けるもまだメモをとらない。
空想しているうちに波乱が起きる。
そしてどうなるのか心の変化を見る。
解決できない波乱が起きたら、そこが山。
ここではじめてメモする。
物語のタイムラインを進めて結末を書いて、一行でまとめる。
その上に少し前の出来事を書く。
そしてその上に遡って山場に。
でも、あらすじは書かない。
ずーっと書かずに想像・空想の世界あるのみ。
ここで、やっと執筆作業。
まずあらすじを書く(40字以内三行で簡潔に)
5W1Hを意識して三部構成に
①
②
③
※①と②に変化を持たせることが大事。
5W1H
Who(だれが)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
5W1Hを意識し文章を構成することで、伝えたい情報の主旨が明確になり、かつ過不足なく伝えることができる。
さらに肉付け
①25% 10行
②50% 20行
③25% 10行
あらすじの最終段階
各行の間に思い浮かことを全て書く(字数関係なく空想したこと全てを列挙)
情景、場所、音、人物、服、考えていること、起こったこと、感じたことを起こった順番関係なくて良いので全て書く。
ここでやっと書き始める。
小説2、3冊を参考に用意するのがベター。
もしも、見直しをするときは、以下のことに注意
起伏がありすぎたり、なさすぎたりすること
展開が速すぎたり、遅すぎること
終盤の山場が唐突だったり、逆になかなか盛り上がらないこと
ざっくりこんな感じですが、これを「逆打ちプロット」と先生は呼んでいて、ひたすら頭の中でまずは想像や空想をすることで、キャラクターがいきいきと動き出すのだという話にとても感銘を受けましたm(__)m
と、同時にこんなことしたこと一度もなかったー!! と思いましたm(__)m
脳内で物語を作り出す「想造」が大切なのだそうです。
くどいくらいに「まだ書いちゃダメ」って言ってます。
頭の中でキャラクターが生きてるくらいに空想することが大事だと。
ここで「え? でも作品のテーマは?」、「テーマ決めないと良い作品できないよね?」なんて考えなくて大丈夫。
これだけ想像したら勝手にできていると。
やったことないので、にわかには想像がつかない……けど、つべこべ言わずにまずはやってみようかな。
ちなみに、この本、二部構成になっていて、最初は作り方の説明、二部は小説家になれない人間にはまず関係ないであろう、デビューしたあとの対応まで書いてくださっていて、面白いです。
最後までお読みくださいましてありがとうございますm(__)m
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