小説家になるにはどうすればいい?自分の書きたいジャンルと人気のあるジャンルが違う、このギャップで悩む
あるとき、2ちゃんねるの創設者の西村博之氏のお話が心に刺さりました。
そのお話をここに書いてみますm(__)m
(※西村博之氏が質問にいろいろ答えていますm(__)m)
【質問】
自分の書きたいジャンルと人気のあるジャンルが違います。
このギャップで悩んでいます。
自分の書きたいことを書くべきか?
それとも自分の書きたいものを諦めて、人気のあるジャンルの作品を書くべきか?
【回答】
何になりたいのか? による。
例えば、書くことが好きで、誰かに喜んでもらいたいというのがないのであれば、好きなことを書けばいい。
でも、文字を書いてお金を稼いで、それで食べていきたいのであれば、好きなことを書くのではなく、読んでもらえることを書かないと、ビジネスとして成り立たない。
西村氏は本を出版しているが、好きで書いてるワケじゃないと言う。
別に人に伝えたいことなんてないけれど、編集の人がきて、こういうことを書けば人が読んでくれそうという話の打ち合わせの中で、求められるものに応えていく。
編集の人の「こういうのがPV数伸びそう」という予測のもとに記事をかいて、PV数が伸びたら、広告収入が依頼者に入る仕組み。
書くことで食べていきたいなら、自分が書きたいことは後回しになる。
ただし、村上春樹さんレベルの有名作家になると、「この人の作品だったら、内容はどんなものであれ絶対買う」というファンがたくさんいるので、このレベルに到達すると、本を出す側が「好きなこと書いてください」と言ってくれるので、自分の意見が勝手に通るようになる。
好きなことを書いて、それがお金になるためには、まずは求められるものを書く。
そして有名作家になって、人気のないジャンルでも売上がきっちり見込めるレベルになったら、好きなことを書いて、それがお金になると。
かなりの鍛錬が必要なようだ。
小説家として生きていきたいなら、好きなことを書くのは後回し。ファンを増やすために、求められるもの、需要のあるものを書くほうが優先順位は上。
【個人的感想】
私は又吉直樹氏原作の『火花』(ネトフリのドラマ)を見たときに、これと同じ状況をひしひしと感じました。
主人公は売れっ子になりたい芸人(林遣都氏主演)。
一時期、テレビに出れるチャンスを掴む。
でも、自分が本当に披露したい漫才と、求められるものが違っていて、ものすごく苦しい思いで、本当にやりたい漫才を封印して、上から指示された漫才を仕方なくする。
そんなシーンがある。
好きなことをやっているだけでは一流芸能人にはなれない。
結局、主人公は上にごますりの上手なタイプでもなく、芸人では食べていけないので、不動産屋に就職する。
需要のあるものにする。
立派な作家の先生も同じなんだろうなと感じました。
私は好きなことを書いてるだけって感じだと反省ですm(__)m
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